南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1
担当者
VOLPE Angelina
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  人類が継承してきた文化には、人々の宗教心が深く関わっている。そのために、現代世界の社会や文化を理解するには宗教に関する理解が不可欠である。また、キリスト教がもつ価値を正しく評価するためには宗教そのものの理解が必要である。本講義では、宗教理解への入門として特定の宗教を取り上げるとともに、宗教現象の分析を通じて、宗教がもつ文化的・社会的意味、宗教と人間観・世界観の関係について考察する。この講義を通じて宗教に対する理解を深めるための基礎的な枠組みを修得することを目指す。
学修目標 1)宗教学の専門的アプローチの重要さを発見させる。
2)神、仏、聖なるもの、すなわち人間を超える究極的存在への探求は、信仰の問題ではなく、まず理性の問題であることを思考する。
3)それぞれの宗教に共通する真理への人類の探求を考察する。
授業計画 1.  自己実現への希望と神の探求
2.  創造論と進化論
3.  宗教心と宗教の区別
4〜5.神の存在の哲学的証拠
6.  神との絆と他人との絆
7.  神は一人か、多数であるか
8.  神は目に見えない明白な訪問者である
9.  無宗教と無神論
10.  生き方としてのキリスト教
11.  無神論者からキリスト者へ:C.S.ルイスのケース
12.  神は人間になれるか(啓示の問題)
13.  ヨーロッパと日本の若者の宗教心 
14.  神への探求は人類の共通点である
15.  定期試験
授業時間外の学習(準備学習など) 授業で読んだ箇所に関して、教員が与えた課題を思考し、感想・質問等を準備。
評価方法 定期的なレポート 40%、学期末のレポート 60%
テキスト G.リヴァ『小さなキリスト教人間学』(ドン・ボスコ社) 2001年
その他