00522 思想史に学ぶ人間の尊厳2
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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山口 宏 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 社会学に学ぶ人間の尊厳と社会 |
授業概要 | 社会学という学問分野は、19世紀後半、それまでの古い社会秩序が壊れて「近代」という新しい時代の出現に直面するなかで、その大きな変動のかたちをとらえようとして形成された。そのなかではさまざまな制度や価値観、社会のなかでの個人のあり方などをつかみとる試みが重ねられてきた。 いまは家族や教育、労働、あるいは自己やコミュニケーションなど、様々な場で困難な問題が生まれている。そこには昔から変わらない問題もあれば、今という時代に大きく浮かび上がってきた問題もあるだろう。 この講義では、古典的な社会学理論と現代への視角を見渡しながら、社会と個人への見方を磨いていきたい。 |
学修目標 | 社会学の基本的な考え方を学び、個人と社会、生き方についてのより幅広い視角を身につけることを目標とする。 |
授業計画 | 1.オリエンテーション 2.近代と格闘した古典的社会学者たち(1) 3.近代と格闘した古典的社会学者たち(2) 4.現在を位置づける(1)−戦後社会と個人 5.現在を位置づける(2)−20世紀消費社会と個人 6.家族から考える個人 7.教育から考える個人 8.宗教から考える個人 9.メディアと情報社会のなかの個人 10.グローバル化のなかでの人間の尊厳 11.組織と暴力からみる人間 12.差別と人間の尊厳(1) 13.差別と人間の尊厳(2) 14.まとめ |
授業時間外の学習(準備学習など) | 毎回の授業の最後で次回の内容を少し説明するので、事前に押さえておくべきポイントを学び、それを毎回の感想にも反映させること。 |
評価方法 | 毎回の授業内で質問への答えと授業の感想を書いてもらい、それで出席確認も兼ね、その内容60%、出席40%で評価する。テスト、レポートはなく、その代わりとして書いてもらうものなので、授業を聞いたうえでしっかり書くことが必要である。 |
テキスト | なし。授業は毎回資料を配付して行ない、参考文献は毎回の授業で紹介する。 |
その他 |