南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
春学期
単位
年次
各1〜4
担当者
石原 美奈子
他の科目との関連
履修対象学科
副題 イスラーム概論
授業概要  近年、イスラーム社会の様々な問題が、我が国においてもメディアを通じて積極的に報道されるようになってきた。その結果、イスラーム世界への関心が高まり、イスラーム社会や文化の理解の必要性が高まっている。本講義では、中東アラブ世界でイスラームがどのように発生・発展し、それがどのように世界に広がっていったのか、とくにアフリカを事例にあげながら考えてみる。
学修目標  まずイスラームおよびイスラーム史についての基礎的な知識を学び、そのうえで、イスラームの拡がりに大きく貢献したスーフィズムや聖者崇拝について学ぶ。さらに19世紀以降、イスラーム世界の動向を左右してきた大きな社会・政治潮流としてのイスラーム主義の考え方とその多面的拡がりについて理解する。
授業計画 1.イスラーム発生の時代背景と預言者ムハンマドの重要性2.六信五行
3.イスラーム世界の地理的拡大(1)
4.イスラーム世界の地理的拡大(2)
5.スーフィズムのおこり
6.スーフィズムの思想的発展
7.スーフィズムの組織化と聖者崇拝
8.アフリカにおけるスーフィズム:北東アフリカの事例
9.オスマン帝国の盛衰とタウヒード主義
10.イスラーム主義思想の拡がり
11.イスラーム主義運動の発展
12.民衆レベルでの「イスラーム主義」:北東アフリカの事例
13.民衆慣行と「イスラーム的」慣行:その一(儀礼編)
14.民衆慣行と「イスラーム的」慣行:その二(衣食住編)
授業時間外の学習(準備学習など) 授業で紹介した文献を参照したり、授業ノートを復習することが望ましい。
評価方法 筆記試験
テキスト 講義の中で随時紹介する
その他