南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
青柳 宏
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  日本語の発音・アクセント・語構成などの特徴を客観的に理解することをめざす言語学の入門講座。標準日本語と比較対照するために、英語、フランス語、中国語、韓国語などの外国語、方言としての名古屋弁や琉球方言、流行語としての新旧コギャル語やギョーカイ語などを適宜取り上げ、こういったバリエーションを可能ならしめていることばのメカニズムについて考える。
学修目標 1.表面的には多様、かつ不規則にみえる言語事実が実は規則的であることを理解する。
2.音声表記のシステム(IPA)や音素、音節、アクセントなどの理解を通して、外国語学習に役立てる。
授業計画 〜名古屋人がミャー、ミャーいうといわれるわけは?
第1週  日本語と外国語の母音〜その1
第2週  日本語と外国語の母音〜その2
〜韓国人や中国人がバビブベボ(濁音)が苦手だといわれるわけは?
第3週  日本語と外国語の子音〜その1
第4週  日本語と外国語の子音〜その2
〜なぜカタカナ英語は通じないのか?
第5週  日本語と外国語の音節構造〜その1
第6週  日本語と外国語の音節構造〜その2
〜「赤信号、みんなで渡れば、こわくない」は字余り?
第7週  日本語の拍(モーラ)とリズム〜その1
第8週  日本語の拍(モーラ)とリズム〜その2
〜「かれし」と「カレシ」はどうちがうのか?
第9週  日本語のアクセント〜その1
第10週  日本語のアクセント〜その2
〜「にせたぬきじる」と「にせだぬきじる」 にせもののタヌキがはいっているのはどちら?
第11週  日本語の複合語と連濁〜その1
第12週  日本語の複合語と連濁〜その2
〜ギョーカイ語で「しーめーがまいうー」って?
第13週  日本語のことば遊び〜その1
第14週  日本語のことば遊び〜その2
授業時間外の学習(準備学習など) 1.大津由紀雄(2004)『探検!ことばの世界』ひつじ書房、上山あゆみ(1991)『はじめての人の言語学』くろしお出版などの指定図書を読んで、日本語やその他の言語に関する理解を深める。
2.授業で取り上げる題材について、各自が指定図書や関連ウェブサイトで調べておく。
評価方法 期末試験が100%
テキスト なし(必要な資料をプリントにして配布する)
その他