07012 自然地理学1,2
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選 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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1〜4 |
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石黒 聡士 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 自然地理学の基礎と環境問題 |
授業概要 | 普段の生活では気にもとめない地面の起伏や気候の変化は、実は壮大な空間的・時間的スケールの中で形作られてきたものであり、私たちはその一端を見ているに過ぎない。しかし、これらの地形や気候は、私たちの日常生活に深く関わっており、特に自然災害による被害と明らかな相関が見られる。この講義では、身近な自然環境に目を向け、その成立要因等を理解することにより、自然災害や環境問題について考える。 |
学修目標 | 私たちが住んでいる東海地方は、地震や洪水など様々な自然災害のリスクがある。これに対して、私たちはどのように対策をとればよいのか。また一方では自然環境の保全も重要である。災害対策と環境保全をどのように調和させればよいのか。こうしたことを考えるための基本的な自然地理学の知識・考え方を学ぶことを目標とする。災害や環境問題などの事例を織り交ぜながら学修する。 |
授業計画 | 1.ガイダンス 2.名古屋とその周辺の自然環境(1) 3.名古屋とその周辺の自然環境(2) 4.地形の空間的規模と時間的背景 5.地形の形成作用 6.地形とその形成過程の見方 7.流水による浸食地形(1) 8.流水による浸食地形(2) 9.川のつくる堆積地形(1) 10.川のつくる堆積地形(2) 11.地形と洪水被害 12.海岸地形 13.変動地形(1) 14.変動地形(2) 15.定期試験 (随時、トピックスを組み入れる) |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業で配布するプリント類を復習しておくこと。 |
評価方法 | 学期末の試験(80%程度)、適宜実施する小テスト(20%程度)。 |
テキスト | |
その他 | 以下に参考図書を挙げる 杉谷隆・平井幸弘・松本淳『風景のなかの自然地理』(古今書院、1993年)¥2,500 貝塚爽平・太田陽子・小疇尚ほか『写真と図でみる地形学』(東京大学出版会、1985年)¥4,532 |