南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
青山 幹哉
他の科目との関連
履修対象学科
副題 14〜17世紀日本の歴史
授業概要  網野善彦の著書『日本社会の歴史』下巻をテキストとした、日本中世後期史の概論である。南北朝の動乱から織豊政権・徳川政権による日本再統一に至るまでの列島社会の歴史を、テキストの章節にしたがって、検証的に読み進めていく。
学修目標  日本中世史についての基本的な知識を習得し、日本列島社会の全体的歴史像を把握する。
授業計画 1.はじめに(網野の考えた「日本」とは何か)
 以下、テキストの各章節にしたがっておこなう。
2.第9章第1節 天皇による国家統一とその崩壊
3.第9章第2節 動乱と四分五裂する王権
4.第9章第3節 日本国王室町将軍と地域諸勢力
5.第9章第4節 列島社会の文明史的・民族史的転換
6.第10章第1節 社会の激動と動乱の全地域への拡大
7.小括と中間試験
8.第10章第2節 分立する地域小国家
9.第10章第3節 十六世紀の社会
10.第11章第1節 日本国再統一の達成と朝鮮への侵略
11.第11章第2節 統一国家の確立
12.第11章第3節 十七世紀前半の社会と国家
13.第12章 展望—十七世紀後半から現代へ
14.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 授業内容に該当するテキストの章節をあらかじめ熟読してくること。
評価方法  期末試験が80%、中間試験が20%
テキスト  網野善彦『日本社会の歴史』(下)岩波新書(新赤版)502、1997年
その他  参考文献を以下に挙げる(これ以外にも適宜、授業時に紹介する)。
網野善彦『日本の歴史00 「日本」とは何か』講談社、2000年
C.グラックほか『日本の歴史25 日本はどこへ行くのか』講談社、2003年