南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
武川 眞固
他の科目との関連
履修対象学科
副題 事例を通して憲法や人権の考え方について学ぶ
授業概要 この講義では、憲法の基本的な考え方をまず修得した上で、憲法の枠組みとしての統治システムやそのルールを学び、その上で憲法上の権利や自由すなわち人権の在り方について、事例を中心にして、考える。
学修目標 この授業科目の達成すべき目標は下記の事項である。
(1) 憲法について私たちの国の大切な基本法として理解を深める。
(2) 憲法で規範化されている人権の実現と統治システムとの関係とその重要性を理解する。
(3) 基本的人権が保障される仕組みとその実体を事例を通して理解する。
(4) 各々の人権を考えるとき、様々な考え方や価値判断が現実に存在していることを理解する。
(5) 人権実現の問題解決の方法について何が重要なのか理解する。
授業計画 第1回 憲法の考え方と歴史
第2回 憲法と統治システム
第3回 人権の考え方と実現方法
第4回 子どもの人権—校則で拘束していいの?
第5回 法の下の平等と尊属殺—親殺し罪は?
第6回 プライバシー権—わたしの秘密は大切なもの
第7回 生存権—年金と手当はなぜ併給してもらえないの?
第8回 表現の自由—表現することがなぜいけないの?
第9回 教育権と教科書—歴史の真実がなぜ学べないの?
第10回 死刑制度と人権—死刑は残虐な刑罰に値するの?
第11回 選挙権と在宅投票制度—月より遠い投票所?
第12回 営業の自由—銭湯の楽しみをなぜ奪うの?
第13回 第9条と平和的生存権—平和に生きる権利って保障されないの?
第14回 裁判員制度の概要と問題点—裁判は国民にとって身近なもの?
第15回 まとめ—憲法を暮らしのなかで生かす道—人権事例から
授業時間外の学習(準備学習など) 1.毎時次の授業内容のなかで、事例に関するキーワードで重要となる事柄・用語などについて、調べておくこと。
2.次回の授業分については、事前の講義内容(詳しい内容のレジュメおよび資料(新聞記事その他)を配布するので、必ず熟読しておくこと。
評価方法 レポート提出(20%)筆記試験(80%)との総合評価
テキスト 毎回プリントを配布する予定です。
但し、憲法その他条文参照しますので、六法は各自で用意して下さい。
その他