南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
阿部 理
他の科目との関連
履修対象学科
副題  地球形成から現在の環境問題まで
授業概要  宇宙塵(ダスト)から微惑星が形成し、それらが衝突結合して現在の地球が誕生した。その後、生命・大気・海洋が誕生し、生命の進化とともに現在の地球の姿に近づいてきた。これらすべてが現在までの地球科学の成果であるが、現在の地球を知るためには、新たに発展した地球環境科学からの知見を導入する必要がある。人間の産業活動(石油・石炭等の化石燃料の消費や農耕地開拓のための森林の伐採など)が地球に及ぼす影響は現在無視することができない。地球環境科学はこれらを取り扱う分野である。本講義ではこれまでの地球科学の成果からわかった、地球の形成から生命の誕生、生命を含めた地球の進化とともに、現在の地球に影響する地球環境問題についても解説を行う。
学修目標  人間が地球そのものに影響する前までの地球になるまでを学び、その知識をもとに現在の地球の環境問題、特にどのような問題があり、それぞれ何が問題なのか、について理解を深める。
授業計画  以下の流れで講義を行う。
1.微惑星衝突に伴う地球の形成
2.海洋の誕生
3.生命の誕生
4.酸素の発生とそれに伴う生命の機能獲得
5.陸上生態系の発生
6.全地球凍結時代
6.大陸分布の変化と生命への影響
7.氷期−間氷期サイクルの始まり
8.海面変動
9.産業革命と地球環境問題の始まり
10.地球温暖化
11.大気から酸素がなくなる?
12.水素燃料と新たな地球環境問題?
13.地球の将来予測
14.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 1.毎週の講義の最後に課する内容の予習レポートを作成・提出すること。
2.現在の地球環境に関する諸問題について、自分なりの意見を考え、まとめておくこと。
評価方法  評価は第二週以降毎週実施する予習レポートおよび最終レポートの結果に基づき行う。
テキスト  使用しない。参考図書は適宜紹介する。
その他