南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3
担当者
松永 隆
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  教材論、教授理論、教育評価の視点から英語教育のあり方を考察する。英語の4技能すべてについて、指導方法とその背後にある習得・教育理論、言語活動の組み立て方を、理論と実践の両面から学ぶ。この際、新学習指導要領も参照しながら、中学・高校の英語教育の現状と問題点、改善策、英語教師に求められるものは何かを、受講者と一緒に考える。教授法や学習理論など理論的な学習で終わることなく、ビデオ、受講者の英語学習体験も活用し、具体的な指導技術のスキルの習得を目指す。
学修目標  自己教育能力を十分に身につけ、英語教師としての自立を目指せるための基本的な素養を習得する。教育実習に備え、受講者が直面する教育環境・学習者に応じた、ふさわしい指導技術を組み合わせて応用するなど、活用できる知識とスキルの習得を目指す。
授業計画  次にあげる項目について3−4回ほど授業を行った後、受講者に模擬授業を行ってもらう。ビデオによる英語授業観察を通して、具体的な指導技術を学び、受講者の英語学習経験も含めたディスカッションを取り入れて、進めていく。なお模擬授業は、グループ単位でアイデアを出し合って行うため、事前に各グループで相談し教材準備をする必要がある。もちろん授業の中でも、グループ・ディスカッションを行う。
1.  英語教育の現状と問題点
2.  毎時の英語授業の組み立て方
3〜5.スピーキング中心の授業展開:授業開始から新教材の導入・ドリル練習
6〜7.模擬授業:授業開始から新教材の導入・ドリル練習
8〜10.スピーキング中心の授業展開:基本的な練習から発展的な言語活動へ
11〜12.模擬授業:基本的な練習から発展的な言語活動へ
13〜14.オーラル・コミュニケーションの評価
15.  定期試験(レポート)
 最初の2、3回は日本語で授業を行うが、その後は基本的にすべて英語で行っていく予定である(必要があれば日本語も使用する)。
授業時間外の学習(準備学習など) HP及び授業計画を参照して、テキストの該当部分を予習しておくこと。
評価方法  2回の教案(30%)、グループによる模擬授業(10%)、3回の小レポート(40%)、出席(20%)を総合的に評価する。なお、欠席時数が授業科目の授業予定総時数の3分の1を超えた場合、当該授業科目の成績を「欠席過多(S)」による不合格とする。
テキスト 米山朝二(著)『英語教育:実践から理論へ』松柏社 2002年
松畑煕一(著)『英語コミュニケーション能力評価実例事典』大修館 1994年
上記に加え、ハンドアウトも使用する。なお、参考文献は次のURLで提示する:
http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/~matunaga/nuts/archives/archive.html
その他