21331 中世哲学史 I
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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井上 淳 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 中世前期の哲学思想 |
授業概要 | 古代ギリシャにおいて誕生した西洋哲学思想は、紀元前後におけるユダヤ・キリスト教との出会いによって大きな変容を遂げました。そして、この思想の流れは、古典古代の思想が復興するルネサンス期に生じた新たな問題意識によって再び大きく変化していくのです。中世哲学と呼ばれるものは、この紀元前後からルネサンスに至るおよそ1500年にわたる期間に形成されていった思想の流れを指しています。 本講義においては、この中世と呼ばれる期間の西欧において、いかなる問題が哲学の問題となり、いかなる仕方で西欧中世思想を形成していったかを考察します。 |
学修目標 | 中世前半期の哲学思想史の流れを概観し、思想の内容に触れることによって哲学的思索の方法と意義を学ぶことを目標とします。 |
授業計画 | 1. イントロダクション 2. キリスト教の誕生 3. 教会の発展 4. グノーシス主義 5. 新プラトン主義(1) 6. 新プラトン主義(2) 7. ロゴス・キリスト論 8. アウグスティヌス(1) 9. アウグスティヌス(2) 10. アウグスティヌス(3) 11. アウグスティヌス(4) 12. 偽ディオニシオス・アレオパギテース 13. ボエティウス 14. まとめ (状況に応じて、内容や順序が変更されることがあります) |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業で配布された資料や教科書、ノート等によって学習したことを復習し、次の授業の理解に備えておくこと。 |
評価方法 | 毎回の授業の中で小レポート(授業内容に即した論述)を書いて提出してもらいます。出席状況、授業態度および小レポート(約60%)、最終レポート(約40%)によって評価します。 |
テキスト | 適宜プリントを配布します。 |
その他 |