南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
SUSAI Raj
他の科目との関連 聖書学、神論、キリスト論の基礎的知識を前提とする。
他学科履修
副題 教会の本質と使命について
授業概要 本講義では、カトリック教会の本質と使命について検討する。特に『教会憲章』にも示されている、聖書に基づく神の民、霊の被造物、キリストのからだとしての教会理解を確認し、第二ヴァティカン公会議の立場と、その後の問題提議、また、現代の我々の教会のあり方などを検討し、将来の展望を拓く。
学修目標 「教会」とは何かについて、聖書に示される共同体理解、聖書以降のキリスト教会の展開、公会議の『教会憲章』などの検討により理解を試みる。諸テーマに関連するレポートとディスカッションによって、我々自身を含む現代の教会理解のための可能性を拓く。
授業計画 1 オリエンテーション
2 新約聖書の教会(イエスと教会の始まり)
3 新約聖書の教会(教会の自己理解)
4 教会の展開(教父時代の教会)
5 教会の展開(異端思想と修道生活)
6 レポート&ディスカッション
7 『教会憲章』とその周辺(1)
8 『教会憲章』とその周辺(2)
9 『教会憲章』とその周辺(3)
10 レポート&ディスカッション
11 現代における(1)
12 現代における(2)
13 現代における(3)
14 レポート&ディスカッション
授業時間外の学習(準備学習など) 1.第2バチカン公会議文書の「教会憲章」を読んでおくこと。
2.Avery Dullesの「Models of the Church-A Critical Assessment of the Church in all its aspects」を読むこと。
評価方法 出席、議論への参加、発表、学期中、学期末レポートなどにより総合的に判断する。
テキスト 南山大学監修『第2バチカン公会議公文書全集』(サンパウロ、1995年)ISBN4-8056--5604-2、¥1900
その他 鳥巣義文『福音と教会あれこれ』(新世社、2005年)ISBN4-88382--071-8、および、同『信仰の感性を育む−平和構築のために』(新世社、2002年)ISBN4-88382--031-9は、現代の教会また展開を考える上で参考になろう。