22206 言語学概論B
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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1・2 |
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斎藤 衛 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | (その他)参照 |
副題 | 世界の言語の中の日本語(音韻と類型) |
授業概要 | 音韻と類型に関するトピックを選び、講義を進めていく。音韻では、日本語に特徴的な現象として、連濁(その日+くらし=その日ぐらし)や音調(雨と飴の違い)をとりあげる。語形成も扱い、「白」という名詞から「白い」という形容詞を作ることができるのに、なぜ「紫」〜「紫い」とならないかといった問題を考える。学期の後半は、日本語の埋め込み文の形を、他の言語と比較しながら考察する。「〜笑った (人)」、「〜笑ったと(思う)」、「〜笑ったのを(後悔した)」、「〜笑ったか(尋ねた)」といった様々な埋め込み文の形があるが、それぞれについて分析を行い、日本語の類型的特徴の一端を明らかにする。授業の中で、人類文化学科の卒業研究もいくつか紹介する予定。 |
学修目標 | 言語の分析方法を学習し、世界の言語の中に日本語を位置付けて、その特徴を考えることを学ぶ。身近な現象について、深く考える力を養うことが最も重要な目標である。 |
授業計画 | 1.序:言語学とは 2.日本語の不思議(1)—連濁(花+畑=はなばたけ) 3.強勢言語と音調言語(強弱と高低、英語との比較) 4.音調と方言 5.日本語の不思議(2)—語形成のパターン(赤〜赤い、ピンク〜ピンクい?) 6.結果構文にみられる言語間のバリエーション(エド語、中国語、英語との比較) 7.時制と小節 8.日本語の不思議(3)—埋め込み文の構造(〜と、〜の、〜か) 9.引用の形式(スペイン語、ドイツ語、ヒンズー語、バスク語との比較) 10.命題の提示(前提と主張) 11.疑問文の埋め込み 12.主文と埋め込み文 13.主題文の分布(イタリア語との比較) 14.総復習 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業で示されるデータの整理、授業の復習に加え、自発的に日本語の現象について考え、分析してみることが望まれる。学習の助けになる課題をこなすことで、理解を深める。 |
評価方法 | 課題(50%)と試験(50%)による。 |
テキスト | プリントを配布する。 |
その他 | 他学科履修可。ただし、日本文化学科生は、「24351 言語学概論B」に登録すること。 |