22496 科学文化論B
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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鈴木 貴之 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 科学リテラシーを身につける |
授業概要 | コンピュータ、インターネット、携帯電話など、科学技術は、われわれの生活に不可欠なものとなっています。新聞やニュースで目にするように、新たな研究や技術も日々生み出されています。しかし、地球温暖化の問題などを見ればわかるように、科学技術はわれわれの生活をよりよいものにするとはかぎりません。また、最新のダイエット方法や頭をよくする方法など、世の中には、あやしげな「科学的」情報も数多く存在します。では、われわれが科学技術とうまく付き合っていくためには、どうしたらよいのでしょうか。一つの答えは、一般市民として生きていくために必要な科学に関する最低限の知識、すなわち科学リテラシーを身につけるということにあります。この授業では、さまざまな「科学的」情報を批判的に検討することを通じて、この科学リテラシーを身につけることを目指します。基本的には講義形式の授業ですが、受講者には、授業時間中などにさまざまな練習問題に取り組んでもらう予定です。 |
学修目標 | 1.論理的思考力を身につける。 2.科学的な情報の信頼性や妥当性を正しく評価する力を身につける。 3.科学的な思考法とはどのようなものであるかを理解する。 |
授業計画 | 1.イントロダクション 2.「科学的説明」の力 3.反証可能性 4.条件の統制 5.相関と因果 6.必要条件と十分条件 7.他の説明の可能性 8.過度の一般化 9.事実と価値 10.事例研究(1):占い 11.事例研究(2):民間療法 12.事例研究(3):ポピュラー脳科学 13.科学リテラシーを高めるには? 14.まとめ (授業計画は暫定的なものです。最終的な授業計画は、初回の授業の際に提示します。) |
授業時間外の学習(準備学習など) | 野矢茂樹『論理トレーニング』産業図書、1997年 伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』ちくま新書、2005年 など、論理的思考やクリティカル・シンキングにかんする本に目を通しておく。 |
評価方法 | 授業時間中および学期中の課題の内容が50%、学期末試験が50% |
テキスト | 特定のテキストは使用しませんが、授業の中で参考文献を紹介していきます。 |
その他 | 受講者は、必ずHP(http://www.nanzan‐u.ac.jp/~takayuki)で成績評価方法などを確認してください。 |