南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
金田 裕子
他の科目との関連
他学科履修
副題 現代の教育改革の構図
授業概要  近年、様々な「教育問題」が取り上げられ、それらに対して次々と改革案が打ち出されている。それらの教育政策は今後の教育の方向性に重要な影響を与えるものばかりであるが、その方向性や各改革の関連性は不透明である。本講義では、教育を捉える社会学的・哲学的な議論を参照し、複雑な状況にある現代教育改革を読み解くことを目指す。
 授業担当者は各テーマに関する文献及び多様な議論の紹介を行い、受講者はそれらの資料をもとにして、クラス全体やグループ単位などの様々な規模で資料収集・分析、ディスカッションを行なう。なお、受講者には議論に参加するための予習や資料収集を課す。具体的なトピックとしては「学校選択制」「教育格差」「習熟度別クラス」「教員養成」などを予定しているが、トピックの選択にあたってはできるだけ柔軟にその時に話題となっているものを取り上げる。また履修者からの希望も参考にする。
学修目標 1.様々な「教育問題」の背景を複数の視点から探る。
2.教育の動向を現在の社会の変革の中に位置づけ、批判的に分析する。
3.トピックの選択と探究に主体的に参加し、グループやクラス全体でのディスカッションによってトピックに関する考察を深める
授業計画 1.イントロダクション:学びの創り方、テーマの選択
2.講義:メディア・リテラシー(ニュースを読む)/グループづくり
3.グループ発表(1−1):メディア・リテラシー(文献1)
4.グループ発表(1−2):メディア・リテラシー(文献2)
5.グループ発表(1−3):メディア・リテラシー(新聞・TV分析)
6.テーマ1「学校選択制(仮)」:文献発表
7.テーマ1:現状分析
8.テーマ2「格差問題(仮)」:文献発表
9.テーマ2:現状分析
10.テーマ3「カリキュラム問題」:文献発表
11.テーマ3:現状分析
12.テーマ4「教師問題」:文献発表
13.テーマ4:現状分析
14.まとめ:各テーマの関連付け
授業時間外の学習(準備学習など) 1.テーマに関する文献・資料を事前に読み込む
2.グループによる資料収集と発表の準備
評価方法 資料収集・ディスカッション・発表40%、関連文献に関する読書ノート20パーセント、発表したテーマについての最終レポート40%により評価する。
テキスト テーマに関連する文献・資料を授業時に配布する。
その他