南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
浦上 昌則
他の科目との関連 「心理測定法」が履修済みであること(必須条件)
他学科履修
副題
授業概要  心理学研究においてよく用いられる質問紙調査法に関して、問題設定から、質問紙作成、実施、分析、まとめまでの一連の作業を行う。講義および小グループでの実習を並行して進める。また、質問紙調査法を利用した論文を読むことも課題として求める。
学修目標  心理測定の考え方や方法、およびデータ分析についての理解をさらに深めるとともに、測定法の一つである質問紙調査について実践的に理解することを目的とする。本講の目的は、(1)質問紙調査法についての理解を深めること、(2)適当な質問紙の作成方法を修得すること、(3)SPSS(統計ソフト)を用いてデータを分析できるようになることである。
授業計画  以下のような順で、講義および実習を並行して進める。
 1.オリエンテーション、課題の連絡
 2-4.質問紙についての理解…作成、実施にかかる基礎的知識の講義
 5-8.質問紙の作成…テーマに関する討議、質問項目の検討、実施計画の立案、および調査の実施
 9-14.調査データの解析…項目分析、信頼性、妥当性などに関する講義および実習
授業時間外の学習(準備学習など) 実習が中心となるので、時間外の自習、準備、打ち合わせ等が不可避である。
評価方法 論文を読みレジュメを作成するなどのレポート(内1論文は英文)40%、提出された報告書40%、および授業への取り組みに対する自己評価20%で総合的に評価する。
テキスト 浦上昌則・脇田貴文「心理学・社会科学研究のための調査系論文の読み方」東京図書
その他 質問紙印刷のために、グループで数千円ほどの費用が必要となる。