23802 ホリスティック死生論
|
選 |
|
春学期 隔週 |
|
3 |
|
2〜4 |
|
アッセマ庸代 |
他の科目との関連 | 人間の尊厳科目(いのちとことば) |
他学科履修 | 可 |
副題 | 和学・魂学・霊性教育の意識化 |
授業概要 | ホリスティックな死生論では、人間を宇宙的存在としてとらえ、地球という生命体全体と人間との関わりを、ホリスティックな生命論や環境倫理的な視点から検討する。特に自己とのつながりを明確にするためのイメージやアウェアネスを豊かにする体験を重視する。和語によるスピリチュアルケアを問う。 |
学修目標 | ひとの心理研究や近代心理学における人間観・生命(いのちのつながり)観・医のあり方を、以下を通して、問う。 ・「ホリスティック」「魂」「死」「生」の領域研究アプローチ法を探る ・現代人としての各人の死生論を探る |
授業計画 | ホリスティック生命論ワーク実習(Self awareness)とコンセプトの各自整理と講義(knowledge/information)の場つくりを参加者と協働的に行なう。 (1)(2)ホリスティックアプローチ・生命論的パラダイムシフト (3)(4)関係性 システム論 相対性 正解のない答え (5)いのち 宇宙 地球 (6)(7)西と東のコスモロジー (8)(9)西洋医学と東洋医療と和のスピリチュアリティ (10)心身論と心身一如 ⑪⑫自己統合 ⑬⑭いのり 祈り 医の理 (医科学と伝統宗教文化の協働:健康/環境/化学薬品と生薬食事と生活文化) <ホリスティック生命論ワークと「小講義」>を、学生状況で組み込む。 1) 自己風土化awarenessワーク「いのちのイメージと和の死生観」 2) パラダイムワーク「Bio-ethics生命倫理と社会的コンセンサス」 3) 五感ワーク「communication振舞い かかわりによる医療」 4) いろはワーク「日本語 日本人の身からのことば と死生学」 5) aura=somaワーク「死のイメージ 生産看死と生老病死」 6) 七観ワーク「Life Science & Life Fantasy」 |
授業時間外の学習(準備学習など) | ・基本的には、関係存在としての人間世界に自ら気づき、視野や他者への許容を広げようとするため、多様なものをつなげつつ統合する力や、一期一会への集中力としての自身の存在感やスピリットを日頃意 識して鍛えていって下さい。 当日のワーク実習参加を重視し、その後ふりかえりや意味化のための記述をする場合があります。 ・自主的主体的に、旅紀行文、夢日記、自分にとって大切な人生の体験からの分析・仮説化ジャーナル、イメージワークの描法(遺し方)を創意工夫する。(形のない形の記録法模索) ・テキストの読書と小レポートと報告準備する。 (難しくありませんが、ホリスティックな感性と知性とのバランスをもたらすための言語化や認識化の作業) |
評価方法 | ・自己評価30% ・授業等参加度30%・レポート30%・研究発表10%の総合評価。 ・グループ(又は個人)研究・発表への主体的参加。レポートの創意工夫度・出席回数や自己存在感のあるプログラム参画等で評定する。自己評価やフィードバック法も行う予定。 |
テキスト | 文献リスト・VTR・プリント物等適宜提示。アッセマ「ホリスティック医学と代替文化・医療」日本ホリスティック医学協会編『ホリスティック医学Holistic Medicine』東京堂出版、「生命のダイナミックス ホリスティックパラダイム」柏樹社、アンドリューワイル「HEALTH & HEALING 人はなぜ治るのか」上野圭一訳 日本教文館、アッセマ「江戸の多文化共生パラダイム」浅香幸枝編『地球時代の多文化共生の諸相』行路社 等。一冊入手購入指示あり。 |
その他 | この授業は2コマ連続(隔週)で行う。 カリキュラム改正に伴う単位数の変更のため、2004〜2007生については追加課題(テキスト一冊入手し、『ホリスティック医学』:予防医学や考え方、様々なセラピー・芸術療法関連のレポート)を課す。 2004〜2007生は科目コード23802で登録すること。(3単位) |