南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3
担当者
松田 京子
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 「文化」領域からみた日本近現代史1
授業概要 広い意味での「文化」に関わる領域の問題から、日本近代・現代の歴史を考察していく。その際、「日本」、「日本史」、「日本文化」という枠組み自体の歴史性や政治性も、考察の対象としていきたい。
学修目標 研究論文の講読を通じて、研究論文を正確に理解し、批判していく読解力・批判力を習得するとともに、資料読解を通じて、歴史学的な資料読解・資料分析の力を身につけることを目標とする。
授業計画 近代期の文化的事象について考察した研究論文を、近年刊行された論文集などのなかから選択し、分担して発表してもらい、全員で討論を行っていく。またそれと並行して、主に今から150年前〜50年前の間に表された様々なテクストに触れ、そこから何が読みとれるかを、分担して発表し討論することによって、資料読解・資料分析の力を養いたい。

第1回     授業概要説明、報告担当論文の選定と報告日の決定
第2回     資料の読み方・分析の方法について講義と実習
第3回     研究論文の講読のポイント、レジュメ作成について講義と討論
第4回〜第8回 研究論文の講読と報告・討論
第9回〜第13回 研究論文の講読、資料の分析について、報告・討論
第14回     まとめ:受講者全員の研究テーマについて報告(仮題報告)
授業時間外の学習(準備学習など) 第2週以降のテキストおよび講読対象論文は事前に配布する。授業中に行う指示に従って、それらの配布物を読み予習すること。また各自の発表の準備も授業時間外の学習として行うこと。
評価方法 ゼミでの発表(30%)、授業への積極的参加(60%)、レポート(10%)による総合評価
テキスト その都度、適宜指示する。
その他 広い意味での「文化」に関わる領域の問題から日本の近現代の歴史を、一次資料(対象とする時期に表されたテクスト=文書のみでなく挿絵・映像・写真なども含む)に基づいて考察したいと思う人を対象とする。また、諸外国と日本の関係史を、探求することも可能である。