南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
西岡 淳
他の科目との関連
他学科履修
副題 中国の詞曲
授業概要 最も短い中国文学史は「漢文唐詩宋詞元曲」と言われる。このうち「詞(詩余)」「曲」について講ずる。詞は抒情性に富み、時代によっては詩に肩を並べる韻文を代表するジャンルである。曲は広義には民間歌曲から戯曲までを含む。いずれも日本で多く読まれてきたとはいえないが、中華文化圏の人には現在も親しいものである。本講義では、言語的な問題に配慮しながら、代表的な「詞曲」の作家・作品について述べる。
学修目標 古典中国語に関する基本的知識を得ること。
詞曲の形式について、音韻的な側面も含めて理解すること。
読解に必要な語法の知識を身につけること。
時代背景を知り、その上で個々の作家・作品について知ること。
中国の古典と日本との関係について考察すること。
文学の普遍性と、それがいかに現代を照射しているかについて考えること。
授業計画 1.基本的な知識と工具書、参考書について
2.詩と詞の違い、詞の起源など
3.詞の型式
4.唐五代の詞
5.北宋の詞
6.南宋の詞
7.後世の詞
8.詞と曲
9.本色派と文采派
10.元曲の諸相(1)
11.元曲の諸相(2)
12.元曲の諸相(3)
13.崑曲、京劇など
14.質問
授業時間外の学習(準備学習など) 1.これまでに学習した漢文の教科書を見直して、基本的な語法等を学習しておくこと。
2.授業で使用した資料の読解ができるようにしておくこと。
評価方法 筆記試験
テキスト 基本的に毎回資料(コピー)を用意する。教科書は特に指定しない。
その他