24486 中国古典研究
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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西岡 淳 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 中国の詞曲 |
授業概要 | 最も短い中国文学史は「漢文唐詩宋詞元曲」と言われる。このうち「詞(詩余)」「曲」について講ずる。詞は抒情性に富み、時代によっては詩に肩を並べる韻文を代表するジャンルである。曲は広義には民間歌曲から戯曲までを含む。いずれも日本で多く読まれてきたとはいえないが、中華文化圏の人には現在も親しいものである。本講義では、言語的な問題に配慮しながら、代表的な「詞曲」の作家・作品について述べる。 |
学修目標 | 古典中国語に関する基本的知識を得ること。 詞曲の形式について、音韻的な側面も含めて理解すること。 読解に必要な語法の知識を身につけること。 時代背景を知り、その上で個々の作家・作品について知ること。 中国の古典と日本との関係について考察すること。 文学の普遍性と、それがいかに現代を照射しているかについて考えること。 |
授業計画 | 1.基本的な知識と工具書、参考書について 2.詩と詞の違い、詞の起源など 3.詞の型式 4.唐五代の詞 5.北宋の詞 6.南宋の詞 7.後世の詞 8.詞と曲 9.本色派と文采派 10.元曲の諸相(1) 11.元曲の諸相(2) 12.元曲の諸相(3) 13.崑曲、京劇など 14.質問 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 1.これまでに学習した漢文の教科書を見直して、基本的な語法等を学習しておくこと。 2.授業で使用した資料の読解ができるようにしておくこと。 |
評価方法 | 筆記試験 |
テキスト | 基本的に毎回資料(コピー)を用意する。教科書は特に指定しない。 |
その他 |