南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
山田 哲也
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題
授業概要 第二次世界大戦から冷戦終結を経て今日に至る、安全保障を巡る環境の変化と安全保障観の変遷を振り返り、今日の国際社会が直面している諸問題の解決を目指す諸方策を検討する。とりわけ、冷戦後に多発した国内紛争への対応を巡る問題や、いわゆる平和維持・平和構築を巡る理論的および政策的問題を中心に扱う。
学修目標 政策目標としての平和の実現を考えることを切り口として、国際政治学の基礎と問題意識を学ぶ。
授業計画 1.イントロダクション:国際紛争をどうとらえるか
2.20世紀の人類が直面した紛争(ビデオを見て、感想を書く)
3.現代の紛争の発生原因を巡って
4.国際組織は役に立つのか:国連を中心に
5.過去の歴史と今の紛争:植民地という経験
6.兵器の規制を巡る問題:日本も無関係ではない
7.移民と難民:安全保障の問題として
8.テロリズムとテロ対策:誰のなにがテロか?
9.平和のための武力介入?
10.政治・法制度改革と選挙支援
11.冷戦後のPKO
12.紛争の責任者を裁判にかける
13.開発援助が紛争を防ぐ?
14.市民の役割:NGOと市民社会
授業時間外の学習(準備学習など) テキストの該当部分に目を通してから講義に臨むこと。
講義で触れなかった点も期末試験の出題範囲に含まれる。
評価方法 論述式の期末試験のみで評価する。
テキスト 大芝亮・藤原帰一・山田哲也編『平和政策』(有斐閣、2006年)
(補足のためのレジュメを毎回配布する。それ以外の参考文献は、講義初回に紹介する)
その他