南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
有元 將剛
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 人間言語研究としての英語研究
授業概要  本演習では、MITのチョムスキーが創始した、生成文法の概念を学ぶとともに、日本語など他言語との対比をしながら、英語の体系を考察する。従来の学校文法とは違う目で英語を見直して、表面的なものの下に潜む規則性、体系を明らかにする。
学修目標  生成文法の考えを理解するとともに、英語も人間言語のひとつであるという認識のもと、人間言語の普遍性と個別性の観点、あるいは「原理とパラメータ」の概念を通して、英語の文法体系を把握する。
授業計画  授業では個々に割り当てられた箇所の発表の後、クラス全体でディスカッションをすることにより理解を深める。3年次後半では4年次の卒業論文作成を視野に入れ、そのための基礎的な準備を開始する。
春学期(演習I)
1.言葉とは      2.言葉とは(続き)
3.統語論とは     4.統語論とは(続き)
5.文の構造      6.文の構造(続き)
7.併合        8.併合(続き)
9.中間のまとめ    10.素性照合
11.素性照合(続き)  12.空範疇
13.空範疇(続き)   14.まとめ

秋学期(演習II)
1.移動の概念     2.移動の概念(続き)
3.A移動       4.A移動(続き)
5.Aバー移動     6.Aバー移動(続き)
7.経済性の原則    8.経済性の原則(続き)
9.英語の変化     10.英語の変化(続き)
11.言語間の変異    12.言語間の変異(続き)
13.応用的側面     14.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) テキストを深く理解するとともに関連文献を読んで理解を深める。二、三のテーマについて広く文献を調べ、小論にまとめる。
評価方法 レポートの評価(70%)および授業への貢献度(30%)
テキスト Radford, Andrew et al. (1999) Linguistics: An Introduction, Cambridge University Pressを予定。
その他