南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3
担当者
松永 隆
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 第2言語習得と英語教育
授業概要  このゼミでは、応用言語学の1つの大きな分野である第2言語習得をテーマとする。外国語・第2言語習得のプロセスはどの様なものであるか?母語の習得との違いはどこにあるか?習得に影響を及ぼす要因には何があるのか?Successful learnersとUnsuccessful learnersにはどの様な違いがあるのか?(学習方法、学習開始時期、学習スタイル、学習環境など)この様な疑問を、特に英語の習得に関連する研究を中心に勉強しながら、いっしょに考えていこうと思う。
 習得プロセスや習得状況の違いについて、心理言語学、社会言語学、神経言語学の3領域から提案されている理論の特徴と制約を比較、検討し、語学教育に対してどの様な具体的提案ができるかを考えたい。特に強調したいのは、TOEFLなどのテストの結果にみられる表面的な習得結果ではなく、そこに至るまでに経ている学習・習得の過程(process)である。
学修目標  演習Iにおいて行った、第2言語習得研究、第2言語としての英語教育研究分野の概観を継続し、理解をさらに深め日本の英語教育のあり方を検討する。
授業計画 1—3.Socio-cultural factors
4—7.Cross-linguistic influence and learner language
8—10.Communicative competence
11—14.Theories of second language acquisition
15.  定期試験(レポート)
授業時間外の学習(準備学習など) 事前に提示されたテキストの該当部分を予習しておくこと。
評価方法  クラスでのディスカッション(20%)、プレゼンテーション(20%)、レポート(60%)を中心に総合的に評価する。
テキスト Gass, S.M., & Selinker, L. (2008). Second language acquisition:An introductory course. (3rd ed.).
New York: Lawrence Erlbaum Associates.
Brown, H.D. (2007). Principles of language learning and teaching.(4th ed.). Longman.
小池生夫(監修)、SLA研究会(編)『第二言語習得研究に基づく最新の英語教育』大修館1994
Lightbown, P.M., & Spada, N.(2006). How languages are learned(3rd.ed.).
Oxford:Oxford University Press.
その他プリントを使用します。参考文献については次を参照すること:
http://www.ic.nanzan㎠u.ac.jp/~matunaga/nuts/archives/archive.html
その他