南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
深谷 輝彦
他の科目との関連 言語研究の基礎(言葉の機能)の受講が望ましい
他学科履修
副題 英語の話し言葉を科学する
授業概要 英語学習の目的の一つが英語を話せるようになることである。その英会話のうち、おしゃべり(casual conversation)に焦点をあて、次の四つの視点からその構造と機能を調べる。
1)おしゃべりで使う語いと使い方(e.g. "I mean")
2)人間関係作りのために用いる文法パターン(e.g. 肯定・否定の役割)
3)協調と反発が交錯する談話構造(e.g. "You don't understand, Nick.")
4)おしゃべり中に挿入される小話
ハリウッド映画に現れる「おしゃべり」を実際に分析する演習も行う予定である。
学修目標 1.日頃友人や家族としている何気ないおしゃべりに関心を持つ。
2.おしゃべりを分析する英語学の道具立てを身につける。
3.会話の中の一言、一言が伝える意味をよく味わう。
4.道を尋ねるなどの英会話とおしゃべり型英会話の違いを学ぶ。
5.おしゃべりは決して無駄な時間ではなく、人間関係作りに重要な役割を果たすことを理解したい。
授業計画 1〜2:英語話し言葉入門
3〜5:おしゃべり英会話のボキャブラリー
6〜8:おしゃべり英会話の文法
9〜11:おしゃべり英会話の談話構造
12〜14:おしゃべり英会話中のジャンル
15:期末試験
授業時間外の学習(準備学習など) 1.予習理解を確認するために、授業の最初に、毎回教科書クイズを実施するので、その準備する。
2.発表をする場合に、ハンドアウトを予め授業担当者までメールで送り、事前指導を受ける。
評価方法 内容理解クイズ50%、期末試験50%
テキスト Thornbury, Scott & Diana Slade. Conversation: From Description to Pedagogy を中心に教材冊子を作成するので、それを購入してもらう。
その他 この授業は、英会話を分析するのが目的であり、英会話を練習する場ではない点を了解してもらいたい。