南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
高木 眞理子
他の科目との関連
他学科履修
副題 19世紀〜20世紀のハワイ社会の歩みを先住民と移民マイノリティの視点から見る
授業概要 「アメリカ研究」の中でハワイを研究する意味を考える。あえて先住民ハワイ系の視点や、移民マイノリティの視点に立って、主流(mainstream)による歴史を見直す作業を、ハワイをフィールドに行う。
学修目標 アメリカ研究においてmarginalな位置に置かれているハワイという社会に興味を持ち、多エスニック多文化社会ハワイの特殊性を理解し、ハワイ研究の可能性を知ることを目標とする。
授業計画 1.イントロダクション—アメリカ研究とハワイ
2.欧米に発見されたハワイ—奪われた土地
3.ハワイ王国の歴史 —王国の転覆とアメリカによる併合
4.準州ハワイにおける先住民
5.移民労働者たち—ヨーロッパ移民(ポルトガル系)、中国系、日系
6.移民労働者たち—コリアン系、フィリピン系
7.アメリカ化運動と移民・先住民
8.労働運動—エスニックな運動からインターエスニックな運動へ
9.太平洋戦争とローカル住民
10.労働組合運動の勝利とハワイ民主党の再生
11.移民帰化法改正運動
12.ハワイアンルネサンスとローカル住民運動
13.先住民の主権回復運動とローカルの連帯—ハワイは誰の故郷か
14.まとめ—ハワイの将来像
授業時間外の学習(準備学習など) 配布されたプリントを読む。
参考文献などを自ら探し、小レポートに取り組む。
評価方法 出席、授業中または宿題として提出する感想 20%
小レポート                30%
テスト                  50%
テキスト 特になし
参考文献は授業中に紹介する
その他