南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
山岸 敬和
他の科目との関連
他学科履修
副題 アメリカの社会保障制度−日本との比較を通して
授業概要 このクラスではアメリカのヘルスケア(医療)政策をはじめとする社会保障制度の発展史と現状を学ぶ。社会保障制度はアメリカ国民の生活に大きな影響を及ぼしているという点で重要であるだけでなく、アメリカ政治の特徴を考える上でも重要である。またこのクラスは、日本の制度との比較の中で進められ、日本の社会保障制度の現状と問題点を考える上でも有益であると考える。
学修目標 ・アメリカの社会保障政策についての基礎的な知識を身につける
・社会保障政策と政治との関わりを考える
授業計画 1) クラス紹介
2) アメリカ医療の現状
3) 未熟なアメリカ社会保障:19世紀
4) 社会保障の専門化:1900-1930年
5) 社会保障改革への動き:1940年代
6) 社会保障制度の拡充:1960年代
7) 社会保障制度の合理化・縮小:1970−1980年代
8) クリントンの改革案:1990年代
9) 「なぜアメリカに国民皆保険が存在しないのか?」
10) 煙草と銃問題
11) エイズと乳がん問題
12) 肥満問題
13) 医療過誤問題
14) 日米比較からみる現代の社会保障問題
授業時間外の学習(準備学習など) 毎回教員から指示される参考文献を熟読し、自分なりの問いを立てて、それに対する議論を考えて授業に臨むこと。
評価方法 出席(30%)、リスポンスペーパー(70%)
テキスト 8月までに教員によって指定される
その他 春学期もしくは秋学期に並行して「アメリカの政治」「アメリカの社会」「アメリカの歴史」などを受講することが望ましい。