42507 演習I,II
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必 |
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春学期 秋学期 |
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加藤 隆浩 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | ラテンアメリカの先住民と国家:インディヘニスモ再考 |
授業概要 | とりあえず、先住民社会について書かれた民族誌を読む。民族誌的知識がなければインディヘニスモを正しく理解することができないからである。先住民の生業、経済システム、政治組織、宗教等々、つまり、彼らの社会や文化の概要を知った上で、それらの要素が、国家や他者の世界とせめぎ合うなかでどのよう形で把握され、いかなる折り合いの付け方をするのか、また、そこからどのような価値判断を見いだせるかを検討する。そして、その作業を通してインディヘニスモの主体は誰か、インディヘナの不在がインディヘニスモにあるとすれば、それはどのような背景を持っているかをそれが検証し、最後に再び、インディヘナとは誰か「を考察する。 |
学修目標 | ラテンアメリカの社会と文化を徹底的に学び、ラテンアメリカ研究をすすめるための基礎を作る。 |
授業計画 | このゼミで読むモノグラムは以下の通り。 1回目〜3回目 Grupos 師nicos de M支icoI, 4回目〜6回目 Grupos 師nicos de M支icoI, 7回目〜9回目 La comunidad andina 1 10回目〜12回目 La comunidad andina 2 13回目〜15回目 Pueblos de Indios |
授業時間外の学習(準備学習など) | 与えられた宿題をきっちりこなしてくること。 |
評価方法 | ゼミへの貢献度(50%)、レポートの内容(30%)、毎時間行うテストの成績(20%) このゼミへの参加者は手もとのデータを全員で分担して読み、発表を通して資料を共有する。同時に、これまでの文化人類学で鍛えられてきた研究法を使ってそれらを分析する。 なお、卒業論文のテーマは「インディヘニスモ」にこだわることなく、学生各自の関心に合わせて決定してよい。このゼミのなかで明らかになるはずだが、ラテンアメリカの文化人類学的大地は丸く、結局どの方向の地平に見える事象も回りに回って最終的には結びつくことになるから。 |
テキスト | プリントを配布する。 |
その他 | 註:欧文の膨大な資料(平易なものばかりですが)があるので、かなりの量を読んで訳してもらいます。 註:毎週、スペイン語の試験を行います。 また、読解力を付けるために夏休み・冬休みの宿題もあります。覚悟がいります。 |