南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2
担当者
練尾 毅
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 言語から見るフランス文化史
授業概要 「フランスの文化と社会III」においては、フランスとフランス語の歴史を文化史的観点から概観する。
学修目標 1.フランスの歴史、文化、社会に関する基礎知識を深める。
2.フランス文化の担い手である「フランス語」の歴史について基礎知識を学ぶ。
授業計画 1.ガリア(ゴール)人とガリア(ゴール)語
2.ガリア戦争(紀元前52-)とローマの支配
3.古典ラテン語、俗ラテン語、ロマンス語
4.フランク王国(メロヴィング朝、カロリング朝)とゲルマン語の影響
5.「ストラスブールの誓約」(842)とフランス語の誕生
6.カペー朝(987-)、Hastings の戦い(1066)、古フランス語(9世紀—13世紀)
7.百年戦争(1337-1453)、中フランス語(14世紀—15世紀)
8.16世紀(ルネサンス)のフランス語と「ヴィレル・コトレの勅令」(1539)
9.古典フランス語の形成(17世紀)
10.啓蒙期(18世紀)のフランス語、フランス革命(1789)とフランス語
11.第一帝政(1804-1814)、二月革命と第二共和制、第二帝政(1852-1870)
12.普仏戦争、第三共和制(1870-1940)、フェリー法(1881-1882)
13.第一次世界大戦(1914-1918)、第二次世界大戦(1939-1945)
14.第四共和制(1946-1958)、第五共和制(1958-)
15.定期試験
授業時間外の学習(準備学習など) 授業計画を参照して、テキスト(配布予定)の該当部分を予習しておくこと。
評価方法 平常点(20%)と定期試験(80%)により評価する。
テキスト プリント配布予定
その他 参考図書:(1)J.-B. NADEAU, J. BARLOW, The Story of French, New York : St. Martin's Griffin, 2006. 中尾ゆかり訳、『フランス語の話』、大修館書店、2008年、2,520円。(2)森本英夫、『フランス語の社会学−フランス語史への誘い−』、駿河台出版社、1991年[初版1988年]、2,060円。(3)田中克彦、『ことばと国家』、岩波新書、1981年。