南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2
担当者
小林 寧子
他の科目との関連 近代アジアの歴史(旧 日本とアジアI)、アジアと日本(旧 日本とアジアII)
他学科履修
副題
授業概要 東南アジアの歴史、社会に関する基礎的な知識を整理する。東南アジアは同じアジアといっても、歴史や社会の成り立ち、文化やものの考え方が日本とは異なります。今の東南アジアを考えるうえで欠かせない政治指導者・知識人の思想を通して、東南アジアの近現代史を考えます。
学修目標 1)多民族・多宗教国家の成立を歴史的に跡づけ、その社会が抱える問題を理解する。
2)国際社会における現代東南アジアの位置を把握する。
授業計画 1.東南アジアの概観・多様な世界
2.植民地支配とナショナリズム
3.フィリピン1)民衆カトリシズムとアジアで最初の民族革命
4.フィリピン2)ホセ・リサール:フィリピン人の歴史の発見
5.インドネシア カルティニ:見果てぬ女性解放の夢
6.ベトナム1)ファン・ボイ・チャウ:日本への期待と失望
7.ベトナム2)ホー・チ・ミン:革命聖者は何を語ったか
8.タイ 「王様と私」はなぜ生まれたか
9.ビルマ アウン・サン:独立義勇軍と抗日闘争
10.冷戦下の東南アジア1):ベトナム戦争の意味
11.冷戦下の東南アジア2):1965年の転換点
12.「開発独裁」の時代
13.国民統合と近代化:マハティールとリー・クアン・ユー
14.民主化と人権
授業時間外の学習(準備学習など) 図書館に参考文献を入れますので、そこからできるだけ多くの本を読んでください。
評価方法 レポートが30%、定期試験が70%
テキスト 特に指定しない。授業で参考文献を配布する。
その他