南山大学

 
指定
期間
夏期前半
単位
年次
3・4
担当者
久保 亨
他の科目との関連
他学科履修
副題 中国経済100年のあゆみ
授業概要 テキストを参照しながら主な産業の発展過程を検討していく。19世紀末から20世紀の中国において、誰が、どのような地域で、何を目的に、どのように新しい経済システムを導入しようとしたのか、またその時、周囲の人々はどのように反応したのか、イギリス、日本、アメリカなどの外国人たちは、そうした動きとどのようにかかわっていたのか、など、関連するさまざまな問題が検討されることになる。その全体を通じて我々は、たんに近現代中国の経済史だけではなく、中国の社会と歴史の特質についても、いっそう理解を深めることができるであろう。
学修目標 19世紀末から20世紀にかけ、中国では近代的な国民経済の形成に向けた大きな変化が進展した。その具体的な様相と問題点を考察する。
授業計画 1.20世紀中国経済の発展と民国時代
2.綿を紡ぐ−綿業史(1)
3.綿業史(2)
4.綿業史(3)
5.絹の輝き−製糸業史
6.機械化された麺食−製粉業史
7.紫煙の野望−紙巻煙草製造業史
8.先端技術への挑戦−化学工業史
9.工業化の基礎−機械工業史
10.“工業の米”づくり−製鉄業史
11.交通史−鉄道と汽船
12.10億の胃袋を満たす−農業史
13.商業史
14.金融史
まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) テキストをよく読んでおくこと。
評価方法 出席点が40%、テストが60%
テキスト 『中国経済100年のあゆみ=第2版=』久保 亨(創研出版)1,350円
その他