南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1
担当者
水谷 重秋
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 ミクロ経済学入門
授業概要 ミクロ経済学はマクロ経済学と並んで経済学の基礎を構成する。したがって、経済学部の学生が今後専攻することになる財政学、金融論、経済政策論、労働経済論、国際経済学などあらゆる分野において、ミクロ経済学の基本的知識は必用不可欠な要件となる。本講義では、そのような位置づけがなされるミクロ経済学の基礎理論を、できるだけ詳細かつ丁寧に説明する。
学修目標 ミクロ経済学の最小限の知識を修得することが学修目標である。基本的な専門用語は完全に自分のものとし、ミクロ経済学的な考え方を十分に理解して、将来どんな専門分野を専攻することになっても、そこで応用できる力を身につけてもらおうと思う。
授業計画 次のような項目を14回に分けて講義する。講義は、受講者の内容理解の程度をその都度確認しながら進めたい。そのために、受講票を書かせたり、小テストを実施したり、宿題を出したりする。

1 ミクロ経済学とは
2 需要と供給の理論
3 費用の構造と供給行動(供給曲線、短期費用曲線と長期費用曲線、利潤極大化行動と供給曲線)
4 市場取引と資源配分
5〜7 一般均衡分析(無差別曲線と効用、予算制約と消費者行動、所得変化と需要、価格の変化と需要)
8〜10 生産と費用(生産関数としてとらえた企業、生産要素間の代替と費用、費用最小化行動と費用曲線、利潤最大化行動)
11 一般均衡と資源配分
12 独占の理論
13〜14 市場の失敗(外部効果、費用低減産業、公共財)
授業時間外の学習(準備学習など) 毎回、必ず予習してくること。
評価方法 中間テスト(50点)と期末テスト(50点)が基本である。それに受講票や小テスト、宿題の提出状況を勘案して総合点を出す。
テキスト 伊藤元重『ミクロ経済学(第2版)』(日本評論社、2003年、3000円)
その他