51153 経済演習I
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必 |
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通年 |
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4 |
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林 順子 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 史料から近世経済史を読む |
授業概要 | このゼミでは、歴史のなかに現代経済の成り立ちや問題を探ることを目的とする。 現代社会は先人たちの行動の積み重ねの上に成り立っている。歴史には数多の“ヒーロー”が生まれているが、経済社会を実際に支えているのは、名もない人々である。中部経済について言えば、今の発展を支えているモノ作りの源流は、江戸時代にさかのぼることができるが、それはこの地域の地理的環境と尾張徳川家による経済政策、さらに当時の市井の商人たちの経営努力に因るものであり、一方、現在のこの地域の不況の原因のひとつも、その歴史のなかにあるといってよい。 このゼミでは主に村方、町方の人々が書いた文書に触れながら、彼ら庶民の力強さを感じて欲しい。全体の流れとしては、史料読解や論文の書式など、論文執筆に必要な基本的な技術を学びつつ、日本、特に近世尾張の経済史の流れをつかむ。 |
学修目標 | (1)史料を読み、理解することに慣れる。 (2)書評やレポート、論文執筆に必要なルールを修得する。 (3)近世経済史の概要をつかむ |
授業計画 | <春学期> 1.オリエンテーション 2.図書館見学 3〜13.テキスト輪読。 オリエンテーション時にグループ分けをし、各グループに史料を与えるので、 毎回1グループが発表し、その後、グループ外のメンバーが質疑応答を行う。 14.夏期合宿の課題説明ほか打ち合わせ <夏期合宿(予定)>1泊で東海地方の何処かで実施. <秋学期> 1〜14.テキスト輪読。 ※毎回、最初の30分ほどを古文書(原文書)の解読の学習にあてる。 |
授業時間外の学習(準備学習など) | (1)前もって渡した古文書を出来る限り解読してくること。 (2)課題発表にあたったグループはその発表準備をすること。 |
評価方法 | 発表の内容や他グループの発表に対する発言の頻度や内容で40%、書評や修了論文40%、その他のゼミ活動(合宿、コンパの企画や参加など)20% |
テキスト | 使用しない。課題はプリントして配布する。但し、手元に“くずし字解読字典”の類が1冊あると便利である。これについてはオリエンテーションのときに紹介する。 |
その他 |