南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
2
担当者
川= 勝
他の科目との関連
他学科履修
副題 日本と世界の歴史の中の経済の動きを探る
授業概要  経済活動の中核を担う貨幣。
 貨幣は、いつ、どこで、なぜ発生したか? 貨幣は、日本にいつやってきたのか? まじないと貨幣、関係があるの? お金は汚いものだったのか? 貨幣は、いつも、誰にでも便利なものと考えられていただろうか? 貝、銅、銀、金……、いったい人々はどれを望んだのか? 紙幣——紙切れに価値があるの? 
 「グローバル」という、最近よく遣われる言葉。「グローバル」化って何? 日本はいつからグローバルになったの? 最近のこと? 違うよね。
 まずそんなことを考えることから、人々の営み、経済に関する歴史を繙いてみよう。

【学習目標】1.目的意識を持つように努力する。
2.歴史を、現在の問題に引きつけて、広い視野で理解することを学ぶ。
3.読書の幅を広げる。
4.図書館を使いこなす。
5.レポートの書き方を習得する。
学修目標
授業計画 〈春学期〉:基礎演習——テキストを熟読して、貨幣の歴史を通して経済との関係を考えていく。
1.オリエンテーション
2.図書館見学
3〜13.テキスト輪読と、時代背景、経済情勢を調べる。
14.合宿に備えて
〈夏期合宿〉:読書の範囲を広げる——合宿を行なう。
1.歴史の楽しさを見つける
2.史跡見学
〈秋学期〉:発展演習——世界との関係で日本を見直す。
1.秋学期の見通し
2〜14.テキスト輪読と、時代背景、経済情勢を調べる。
授業時間外の学習(準備学習など) 必ずテキストを予習して、分かったことと分からないことをはっきりさせておき、事前に与えられた課題を調べてくること。
評価方法 出席、報告、発言、授業ごとのレジュメの内容、書評、修了論文、ゼミ活動(合宿・コンパなどへの参加も含む)への積極性などから、総合的にみる。
テキスト 国立歴史民俗博物館編『お金の不思議——貨幣の歴史学』山川出版社、1998年
猪木武徳『戦後世界経済史』中公新書、中央公論新社、2009年
その他