南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
林 尚志
他の科目との関連
他学科履修
副題 開発の課題と貧困削減への取り組み
授業概要  開発経済学は、戦後植民地から独立したアジアやアフリカなどの発展途上国が、「どのように経済開発を進め、豊かな社会を実現するのか」を考える学問としてスタートしました。この授業では、これらの国々が直面してきた課題、とりわけ、貧富の格差や人口の爆発的増加など貧困と関わる諸問題を確認するとともに、これらの解決に向けた取り組みのあり方をさぐります。
学修目標  この授業では、上記のテーマを学ぶことを通じて、(1)“途上国が直面する課題”と“開発に向けた取り組み”の主な内容を理解するとともに、(2)広く経済・社会に関わるさまざまな問題に対する興味や関心を深めることを目標とします。
授業計画 I.開発経済学の課題
 1.  南北問題の解決に向け、開発経済学が取り組んできた課題とは?
 2〜3.「人間開発への取り組み」が、なぜ注目されるようになったのか?
II.貧困問題と所得分配の不平等
 4〜5.「貧困」や「貧富の格差」は、どのようにとらえることができるのか?
 6〜8.「経済発展」にともなって、「貧富の格差」は拡大してしまうのか?
 9〜10.「貧困削減プログラム」における新たな視点とは?
III.人口問題と解決に向けた取り組み
 11〜12.人口の爆発的増加は、貧困とどのように関わっているのか?
 13〜14.人口問題の解決に向けた近年の取り組みとは?
授業時間外の学習(準備学習など) 各回の授業内容を復習しておいてください。
評価方法 定期試験(90%)、および平常点(10%)に基づいて評価する。
テキスト 主な参考文献(予定)
(1)アジア経済研究所他編、『テキストブック開発経済学(新版)』有斐閣。
(2)黒崎卓・山形辰史、『開発経済学 貧困削減へのアプローチ』日本評論社。
(3)国連開発計画、『人間開発報告書』国際協力出版会など。
その他