51807 日本経済史B
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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林 順子 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 尾張の財政・経済史 |
授業概要 | 本講では、幕藩体制下における尾張藩と、その領域社会の特徴について概説する。 大坂と江戸の中間にある尾張は、伊勢湾に面し、木曾川をも有しており、温暖な気候にも恵まれている。そして、この地とそのほか信州濃州等の一部の支配をまかされたのは、徳川家康第九男義直に始まる尾張徳川家であった。政治的、経済的、軍事的そのほか様々な点で、東海地方のみならず全国的にも影響力を持っていた、近世の尾張の特徴を産業や運輸など経済的な側面について、考えていく。 |
学修目標 | 現代の中部経済の成り立ちを理解する。 |
授業計画 | 1.尾張藩の財政基盤 2.尾張藩の財政政策(1)前期の特徴 3.尾張藩の財政政策(2)中期の特徴 4.尾張藩の財政政策(3)後期の特徴 5.江戸前期の商業(1)呉服商の盛衰 6.江戸前期の商業(2)犬山の材木商の役割 7.江戸前期の商業(3)名古屋の材木商の役割 8〜9.江戸中期の商業(1)松坂屋と大丸 10.江戸中期の商業(2)松坂屋の奉公人 11.江戸後期の商業(1)陶磁器 12.江戸後期の商業(2)出版 13.江戸後期の商業(3)醸造 14.江戸後期の商業(4)運送 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 講義前に参考文献に目を通すこと。 講義後に、講義内容を800字程度でまとめておくことを勧める。 |
評価方法 | 期末試験で評価する。 |
テキスト | なし。毎回レジュメプリントを配布し、そこにその回の参考文献を掲載する。 |
その他 |