南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
林 順子
他の科目との関連
他学科履修
副題 尾張の財政・経済史
授業概要 本講では、幕藩体制下における尾張藩と、その領域社会の特徴について概説する。
大坂と江戸の中間にある尾張は、伊勢湾に面し、木曾川をも有しており、温暖な気候にも恵まれている。そして、この地とそのほか信州濃州等の一部の支配をまかされたのは、徳川家康第九男義直に始まる尾張徳川家であった。政治的、経済的、軍事的そのほか様々な点で、東海地方のみならず全国的にも影響力を持っていた、近世の尾張の特徴を産業や運輸など経済的な側面について、考えていく。
学修目標 現代の中部経済の成り立ちを理解する。
授業計画 1.尾張藩の財政基盤
2.尾張藩の財政政策(1)前期の特徴
3.尾張藩の財政政策(2)中期の特徴
4.尾張藩の財政政策(3)後期の特徴
5.江戸前期の商業(1)呉服商の盛衰
6.江戸前期の商業(2)犬山の材木商の役割
7.江戸前期の商業(3)名古屋の材木商の役割
8〜9.江戸中期の商業(1)松坂屋と大丸
10.江戸中期の商業(2)松坂屋の奉公人
11.江戸後期の商業(1)陶磁器
12.江戸後期の商業(2)出版
13.江戸後期の商業(3)醸造
14.江戸後期の商業(4)運送
授業時間外の学習(準備学習など) 講義前に参考文献に目を通すこと。
講義後に、講義内容を800字程度でまとめておくことを勧める。
評価方法 期末試験で評価する。
テキスト なし。毎回レジュメプリントを配布し、そこにその回の参考文献を掲載する。
その他