南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
2
担当者
青木 清
他の科目との関連 国際私法A・B
他学科履修 不可
副題 法学学習のステップアップ、そして国際私法
授業概要 国際私法に関する基本的な問題を検討する。とはいえ、受講生がまだ2年次生なので、春学期は民法を中心とした私法の諸問題を扱い、法律学の理解を深める。秋学期から、国籍法および国際私法の問題を検討する。その際も、国際私法の講義の進捗状況に合わせながらトピックを選び、授業を進めていくことになる。従って、本演習参加者は、2年次で「国際私法」を受講すること。

【学習目標】国境を越えた私的活動を法的にどのように規律するのか、その基本構造を理解する。
学修目標
授業計画 授業形式は、事前に論点毎に報告者を定めておき、毎回、その報告者の報告をもとに参加者全員により議論をする、というものである。
春学期              秋学期
(1)オリエンテーション       (1)国籍とは
(2)紛争解決の方法と目的      (2)国籍の生来取得
(3)多数決原理           (3)国籍の事後取得
(4)自由競争と権利保護       (4)国籍唯一の原則
(5)子どもの奪い合い        (5)国籍選択制度
(6)損害賠償制度          (6)国籍と戸籍
(7)動的安全・静的安全       (7)国籍法に関する判例研究(1)(アンデルちゃん事件)
(8)法意識論1           (8)国籍法に関する判例研究(2)(認知と国籍)
(9)法意識論2           (9)国籍法に関する判例研究(3)(平和条約と国籍)
(10)法意識論3           (10)国籍法に関する判例研究(4)(共通法秩序と国籍)
⑪法意識論4           ⑪比較国籍法
⑫法意識論5           ⑫国際私法の争点(1)
⑬法意識論6           ⑬国際私法の争点(2)
⑭図書館講習会          ⑭国際私法の争点(3)
                 
 いずれにしろ、当然のことながら受講者の積極的な参加が要求される。
授業時間外の学習(準備学習など) 1.事前に配布される、各回の資料を精読しておくこと。
2.問題を整理し、特に議論したい論点をもって授業に臨むこと。
評価方法 各自が担当する報告の内容(レジメの作成、報告のしかた等を含む)50%、レポート30%、さらには毎回の議論への参加態度20%により、評価を行う。
テキスト 教材は、担当教員が準備する。
その他 特になし