南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
2
担当者
榊原 秀訓
他の科目との関連 行政法総論・行政救済法
他学科履修 不可
副題 行政法基本判例の検討
授業概要  『行政判例百選I・II』を使用し、各回、百選から基本判例を2つまたは3つ選択して、検討を行います。参加学生全体を4班または5班に分け、班ごと順番に報告を担当してもらいます。毎回、時間の許す限り、意見、質問、感想など全員に何か一言発言を求めます。
学修目標  とりわけ公務員希望者や、国や自治体といった行政との関係でなんらかの(友好的または批判的)活動を行うことを希望する学生が、行政法理論を身につけることができるようにしたいと考えています。また法科大学院(新司法試験)においても、行政法が重要になっているので、法科大学院進学を考えている者にとっても選択肢の一つだと思います。
授業計画 1.行政法学習の意義と仕方 2.行政法総論概説 3.公法と私法 4.法の一般原則
5.行政立法 6.行政行為の意義 7.行政行為の効力 8.行政裁量1
9.行政裁量2 10.行政行為の瑕疵 11.撤回 12.行政指導 13.実力行使
14.義務履行確保 15.行政救済法概説 16.行政訴訟と民事訴訟 17.処分性
18.原告適格 19.狭義の訴えの利益 20.執行停止 21.確認訴訟など
22.損失補償 23.国家賠償法1条・要件 24.国家賠償法1条・不作為
25.国家賠償法1条・立法 26.国家賠償法2条道路 27.国家賠償法2条水害
28.行政救済法の課題 29.ゲストスピーカー
授業時間外の学習(準備学習など) 『行政判例百選』の該当判例の予習・復習をすること。
評価方法 日常の取組を重視して評価します。
テキスト  『行政判例百選I・II(第5版)』(有斐閣、2006年)。なお、各自が所有すると便利だと思いますが、指定図書として置いておくので、それを利用することでも構いません。
その他  「行政法総論」・「行政救済法」と連動しているので、この二つの講義を受講し、出席して下さい(ともかく出ることがまずは重要)。