南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
2
担当者
倉持 孝司
他の科目との関連 憲法A・Bを履修していることが望ましい
他学科履修 不可
副題 憲法判例の検討、憲法問題の調査・議論を通しての憲法の基礎固め
授業概要  本演習は、「憲法演習」である。次項の「学修目標」をふまえて、憲法の基本判例の検討を中心にして、憲法の現実にも目を向けながら憲法の基礎固めを行う。
 進め方については、演習は、やはり参加者の主体性によって支えられるものだと思うので、各回でとりあげられる憲法判例あるいは憲法問題について、グループを作るなどして分担して調べ検討し、それを発表し、全員で質疑応答・議論をするという形が基本となる(なお、演習を利用して「ディベート力(りょく)」とでもいうべきものを身につけることは、将来大きなアドヴァンテージとなると思われる。)。
学修目標  さしあたり、本演習の目標として次の三つをあげておく。
一、一年次で学習したことをふまえて、憲法の基礎固めを行うこと。
二、憲法の条文を読んだだけではわからない憲法の実際を知るために、判例を検討すること。
三、憲法の条文や判例を読んでも十分にはわからない憲法の現実を知るために、調査し議論をすること。
授業計画  春学期は、憲法の基本判例の検討を中心に行う。
 2009年度に取り上げた判例を例示すると、マクリーン事件、岐阜県青少年保護育成条例事件、福岡県青少年保護育成条例事件、博多駅事件、朝日訴訟、津地鎮祭事件など。
 秋学期は、各自関心のある憲法問題を取り上げてグループを作り調査・発表する。
 2009年度に取り上げられた憲法問題を例示すると、裁判員制度、憲法改正、ねじれ国会、監視カメラ、靖国公式参拝、プロ野球組合のストライキ、議員定数問題など。
 なお、上記はさしあたっての「予定」で、実際に演習をどのように運営するかは参加者と相談して決定される。
授業時間外の学習(準備学習など) 報告担当者は、主としてグループで場合によっては単独で十分に調査をし、グループの場合は準備作業の過程で集合する機会を持ち事前に十分に議論をすること。他の参加者は、扱われる問題について教科書等で予習をしておくこと。
評価方法 日常点が50%、レポートが50%
テキスト 一年次使用の憲法テキスト
その他