南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
副田 隆重
法の世界でもいわゆるグローバリゼーションが進行しつつある現在、諸外国の法制度を学ぶことは重要である。外国法を学ぶことに加えて、日本法の基本を英文で理解でき、さらに表現できることも重要であろう。この授業は、後者を目標とする。著名な英米法学者である田中英夫先生(元東京大学教授)がハーバード・ロースクールでの日本法の講義のために準備された英文教材(裁判例を含む)、および、アメリカの著名な日本法研究者により最近刊行された文献資料を利用し、英語を通じて日本法を学ぶ。
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 英語を通じて学ぶ日本法入門
授業概要
学修目標 日本法の基本を英文で理解でき、さらには説明、表現できることを目標とする。
授業計画 1. ガイダンス 分担の決定
 予定トピック
 ・アメリカのマクドナルド・沸騰コーヒー訴訟
 ・H. Tanaka 1946年憲法の歴史 ①653-668
 ・D. Foote 日本の司法制度改革 ②71-77
 ・医療訴訟 東大輸血梅毒事件 ①67-74
 ・同    エホバの証人輸血事件 ②347-356
 ・PL訴訟 オレンジジュース事件 ②386-393
 ・離婚訴訟 ②531-537
2. アメリカのマクドナルド・沸騰コーヒー訴訟
3.〜6.  H. Tanaka 1946年憲法の歴史
7. D. Foote 日本の司法制度改革
8.〜11. 医療訴訟 東大輸血梅毒事件 エホバの証人輸血事件
12.〜13.  PL訴訟
14. 離婚訴訟
授業時間外の学習(準備学習など) 各回の文献につき予習して、必要な準備や調査等をおこなうこと。
評価方法 各回の授業における貢献が50%、レポートその他が50%
テキスト とくに用いないが、コピーを配布する。
その他 ①H. TANAKA ., THE JAPANESE LEGAL SYSTEM University of Tokyo Press 1976
②C. MILHAUPT, J. RAMSEYER, M. WEST ., THE JAPANESE LEGAL SYSTEM  Foundation Press 2006