南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
斉藤 尚文
講義題目
開講キャンパス
授業概要  いわゆる途上国への「開発援助」は、世界的に重要な営みであり、文化人類学的研究の中でも、重要性をましつつある。この講義では、開発に関する文化人類学的な研究を学ぶ。他の「応用」領域同様、開発においても、文化人類学が築いてきたものを疑う姿勢がなければ、文化人類学的知見を開発領域で生かすことはできないし、文化人類学の開発研究を豊かにすることもできない。疑う姿勢を身につけるために、受講者には、開発NGOなどの活動に参加することを奨励する。
学修目標  この講義では、テキストを輪読しながら開発に関する文化人類学的な研究を学ぶ。受講者には、課外活動として、近くにあるNGOなどの活動に参加することを奨励する。
授業計画 1   鈴木紀「開発問題の考え方」「開発研究の見取り図」
   (菊地京子[編]『開発学を学ぶ人のために』2001年、世界思想社)
2   角田宇子「開発の社会文化的側面」「日本の技術協力体制」
   (菊地京子[編]『開発学を学ぶ人のために』2001年、世界思想社)
3〜7 清水展『噴火のこだま』(2003年、九州大学出版会)
8〜9 プロジェクトPLA[編]『続・入門社会開発』(2000年、国際開発ジャーナル社)
10〜11 吾郷秀雄『参加型開発から自立支援型開発へ』(2003年、大学教育出版)
12〜14 定松栄一『開発援助か社会運動か』(2002年、コモンズ)
15   授業をふりかえり、開発人類学に関するレポートを作成
授業時間外の学習(準備学習など) 毎回テキストを読んでくること。
評価方法 レポート70%、平常点30%
テキスト
その他