92216 考古学方法論研究
|
選 |
|
春学期 |
|
2 |
|
1・2 |
|
渡部 森哉 |
講義題目 | モデル構築の方法 |
開講キャンパス | |
授業概要 | 考古学者は研究対象とする土器や石器などの遺物、住居や墓などの遺構の時間的前後関係、空間的広まりを把握する。しかしそこから当時の社会、社会間関係、社会変化をどのように説明すればいいのであろうか? この授業ではデータを解釈するためのモデル、特に社会のモデルについての英文文献を読み込み、それぞれが専門とする地域、時代に応用することを目指す。当然ながら、モデルをそのまま当てはめるのではなく、批判的に検討し、うまくいかないのであればどのように修正するといいかを考える。 担当教員が専門とするアメリカ大陸の考古学では、モデル構築は文化人類学の先行研究に大きく依拠している。そのため、文化人類学を専門とする大学院生も歓迎する。 |
学修目標 | 考古学におけるデータ解析と説明モデル構築を融合させる仕組みを理解する。 |
授業計画 | 各受講生が担当する英文論文を読み込み詳細なレジュメを作成する。それに基づき議論を行う。 1.イントロダクション。ガイダンス、および発表担当者の決定。 2.相互作用圏(Interaction Sphere) 3.社会の複雑化(social complexity) 4.工芸品生産(craft production) 5.国家モデル1:国家論のレビュー 6.国家モデル2:分節国家(segmentary state) 7.国家モデル3:二次国家(secondary state): 8.同等政体間における相互作用(peer polity interaction): 9.ヘテラルキー(heterarchy) 10.ソーシャルフィールド(Social field) 11.中心/周縁(core/periphery) 12.文化接触(culture contact) 13.エイジェンシー(agency) 14.まとめ |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業で扱うテキストを読んでおくこと。 |
評価方法 | 平常点が60%、レポートが40% |
テキスト | 受講者のレベルと興味に合わせて適宜変更する。 |
その他 |