南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1・2
担当者
蔭山 英順
講義題目 教育臨床の基礎と実際
開講キャンパス
授業概要  教育臨床の中心領域は学校臨床であり、幼児教育・初等教育・中等教育・高等教育・生涯教育と人生の初期から高齢者に至るまで発達的には人生のほぼ全過程を対象としている。また、その中でも障害を持つ人々の多様な教育ニーズに対応していくことは重要である。
 本講義では心理臨床の基礎としてのアセスメントと心理療法をテキストに基づいて学習し、そこから発展する各自の知的興味関心の問題を全員で検討し、教育の臨床的場面における実際的対応力を身につけることを目的としている。
学修目標  授業では受講生の関心領域を各自がテキストから選択し、その内容要約とそこからの展開としての各自の問題を提起するコメントを作成し、授業の2日前までに全受講生にメールにて配信し、授業では問題提起の討論を中心に行いたい。なお、各領域の基礎的知識については必要に応じてレクチャーを行うことを考えている。
授業計画 1.  オリエンテーション
2.  第4章 臨床心理学と精神医学の関連
3〜7.第5章〜第8章 臨床心理アセスメント
8.  第9章 心理療法とは何か
9.  第10章 精神分析的方法
10〜11.第11章 児童の心理療法
12.  第12章 来談者中心療法
13.  第13章 行動療法
14.  第14章 コミュニティの中での心理的援助—統合教育
15.  第15章コミュニティの中での心理的援助—危機介入
授業時間外の学習(準備学習など)  事前にテキストに基づき基礎的な学習を済ませ、理解の困難な点があればそれを整理して講義に各自が臨むこと。
評価方法  担当した章のプレゼンテーション(60%)と討論への参加状況(20%)、毎回のコメント(20%)を総合して評価する。
テキスト 田畑 治 編著 臨床心理学 放送大学教育振興会 1995年。
その他 授業内容の理解を深めるための参考文献および参考書は、その都度指示する。