南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
加藤 隆雄
講義題目 教育と生の社会学
開講キャンパス
授業概要  現代社会において、人々が自身の生にかかわることがら(心の持ち方と自己のあり方、メンタルヘルス、対人関係、キャリアとライフコース、教育と人生設計、性と親密性、医療と健康、長寿と死)に関心をより強く持つようになったのはなぜなのかについて、ミシェル・フーコー、アンソニー・ギデンズらの著作を、分担を決めて講読していくことで考察を深めていく。レジュメによる発表と討議によって授業を進めるが、中途で講義による授業も行う。
学修目標 1.人々の生にかかわることがらに対して、どのような関心が高まっているかについて認識する。
2.その背景に関する諸説について理解を深める。
3.アンソニー・ギデンズのいう再帰的プロジェクトとしての自己の概念を理解する。
4.ミシェル・フーコーの諸著作について理解を深める。
5.フーコーの理論のうち、特に「生-政治」の概念について理解する。
授業計画 1.  授業概要・講読文献の決定
2〜7.文献講読(1)〜(6)
8.  関連事項に関する講義
9〜14.文献講読(7)〜(12)
15.  レポートの作成
授業時間外の学習(準備学習など) 1.指定された文献を読み、内容をまとめておくとともに、関連する事項についても調べておく。
2.参考文献リスト(授業で配布)に挙げられた文献を読み、授業テーマについて理解を深める。
3.授業での発表のためのレジュメを作成する。
評価方法 平常点10%、発表60%、レポート30%により評価する。
テキスト 檜垣立哉『生と権力の哲学』(ちくま新書)、M.フーコー『性の歴史1 知への意志』(新潮社)他(授業時に指示)。
その他