南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
花木 亨
講義題目
開講キャンパス
授業概要 人間、文化、言語などについて考える上で避けて通れない概念の一つに「コミュニケーション」がある。学術的文脈において、あるいは日常的文脈において、「コミュニケーション」という言葉は一種の流行語のように用いられている。しかし、改めて「コミュニケーションとは何か」と問われると、私たちの多くは答えに窮してしまう。一体、コミュニケーションとは何なのか。わたしたちはどのようにコミュニケーションをするのか。それは何のためなのか。本講義では、これらの問いに対する答えを受講生自らが模索するきっかけを与える。
学修目標 1.多様なコミュニケーション理論について学ぶ。
2.それぞれのコミュニケーション理論の強みと弱みを批判的に吟味する。
3.コミュニケーション現象に対する自分の理論的立場を明らかにする。
授業計画 コミュニケーション研究における諸理論を概観しながら、それぞれの理論的立場の強みと弱みについて議論する。この批判的検討作業をとおして、各受講生がコミュニケーション現象に対する独自の理論的立場を見出すことを目指す。
各週で扱う論件の例
1.Introduction
2.Interpersonal Messages
3.Relationship Development
4.Relationship Maintenance
5.Influence
6.Group Decision Making
7.Organizational Communication
8.Public Rhetoric
9.Media and Culture
10.Media Effects
11.Intercultural Communication
12.Gender and Communication
13.Communication Theory
14.Discussion on Final Paper
授業は原則として共通文献の講読と討論で構成される。毎回指定された受講生が文献の内容を解説すると同時に、その内容に関連する質問を考えてくる。他の受講生はそれらの質問を土台に自由に自分の考えを述べ、討論に参加する。
授業時間外の学習(準備学習など) 1.指定テキストの該当部分を読んで理解しておくこと。
2.授業で議論してみたいことを問いの形で準備しておくこと。
評価方法 授業への参加度50%、Final Paper 50%を総合的に考慮して、最終評価を定める。
テキスト 以下のような教科書から指定する。
Em Griffin. (2009). A First Look at Communication Theory (7th ed.). McGraw-Hill.
その他