93003 国際関係論
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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石田 訓夫 |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
授業概要 | グローバリゼーションとともに西洋世界の枠を超えて拡大している国際関係の諸相について概説的説明を行う。日本を含むアジア、中東など非西洋世界の問題を国際関係理論で扱う難しさを踏まえつつ、アプローチについて考える。授業では、各地域で顕在化しているナショナリズム、宗教、エスニシティの相違をめぐる対立紛争、国際テロリズムを取り上げ、これら冷戦後の地域紛争の対立図式を理解する。事例として、アメリカが深く関与し、かつ地域紛争の代表格である中東問題を取り上げ問題の対立軸の変遷を説明する。和平構築に向けて、国際社会の様々なレベルでどのような取り組みが可能なのか検討する。特に、国づくりにおいて重要な民主化の問題を取り上げ、統治機構の整備(institutional building)に向けた課題を学ぶ。 受講者は、課題を取り上げ、取り組みアプローチを考察し発表する。発表をもとに期末レポートに仕上げる。 |
学修目標 | グローバリゼーションとともに複雑化する非西洋世界の地域紛争について学ぶ。民族、宗教間の紛争対立の解決に向け国際社会がとりうるアプローチについて検討する。民主化の問題を考え、国際社会として統治機構の整備に向けてどのような協力が可能なのかについて考える。 |
授業計画 | 1.イントロダクション/グローバル時代の国際情勢の諸相と課題 2.欧米の国際関係とアプローチ 3.非西洋世界の国際関係とアプローチ(アジア、中東) 4.同上 5.ナショナリズム、宗教、エスニシティ、国際テロ 6.アラブ・イスラエル紛争の歴史的背景 7.イスラエル・パレスチナ間の対立軸の変遷 8.イスラエル・パレスチナ間の文化社会の摩擦 9.パレスチナの民主化と国家樹立問題 10.レポート発表 11.レポート発表 12.レポート発表 13.レポート発表 14.まとめ |
授業時間外の学習(準備学習など) | グローバリゼーション、ナショナリズム、宗教、エスニシティ等の基本概念について理解を深めておく。 |
評価方法 | レポートと出席状況により評価する。 |
テキスト | テキストは特に指定しない。 講義の資料はその都度配布する。 |
その他 |