93107 アメリカ経済研究
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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西村 貞雄 |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
授業概要 | アメリカ合衆国の経済は多様な側面を持つが、とくに市場競争が重要な意味を持っている。講義では、アメリカの経済発展を簡単に振り返り、アメリカ経済の特質について検討する。アメリカ経済の概括的な姿を提示した上で、現代アメリカ経済が抱える諸問題を取り上げ、経済理論の観点から説明する。取り上げる問題は、規制緩和、競争政策、インフレと失業、ニューエコノミー論、通商政策などであるが、その時々のアメリカ経済についての話題となる問題、たとえば最近年の金融危機についても取り上げたい。 |
学修目標 | 経済学の分析手法を通じて、アメリカ経済の諸問題を理解する。 |
授業計画 | アメリカ経済はきわめて多様な側面を持つ。しかし多くの(とくにミクロ経済学的)諸問題は市場競争と政府の経済介入の緊張関係として理解できる。 1〜3.最初にアメリカの伝統的な自由競争の考え方とそれに対立するニューディール以来の政府による経済の誘導という考え方を説明。 次いで本年度は昨年度に引続き、2008年の経済危機を取り上げたい、1930年代の大恐慌について触れたあと、 4〜8.アジア通貨危機をはじめとして90年代から頻発した国際通貨危機とアメリカの対応 9〜12.2008年のサブプライムローン問題を発端とする世界的金融危機を論じる予定 |
授業時間外の学習(準備学習など) | その都度学習すべき文献を指示する。 |
評価方法 | 自分で選択した問題についてレポートを提出。レポートのほか授業への参加状況などを総合的に評価する。 |
テキスト | いくつかの文献を読むことを考えているが、さしあたり以下から文献を選択することを考えている。 伊藤 隆敏他『検証・アメリカ経済』日本評論社、2004. 宮本 邦男『現代アメリカ経済入門』日本経済新聞社、1997. ポール・クルーグマン『世界大不況からの脱出』早川書房、2009. |
その他 |