南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1・2
担当者
蔡 毅
講義題目 中国人の日本認識
開講キャンパス
授業概要 アジアにおける日本の位置付けを考えようとすれば、他者の日本認識に対する理解が欠かせない。本授業では、代表的な文献の読解に基づいて、中国人の日本認識の歴史的変遷を探りながら、その政治・経済・文化等の背景を検討していく。
学修目標 中国人の日本認識とその背景を理解するとともに、日中関係史の基礎知識を身につけること。
授業計画 1.ガイダンス
2.正史にある日本伝(1)
3.正史にある日本伝(2)
4.民間人の日本に関する記録
5.文学作品における日本像(1)
6.文学作品における日本像(2)
7.明治期の中国人の日本考察記
8.魯迅・周作人兄弟の日本観
9.戴季陶の『日本論』
10.戦争前後の日本認識
11.1949年以後の日本認識
12.1978年以後の日本認識
13.自由討論
14.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) テキストの予習と発表の準備をしておくこと。
評価方法 授業参加、発表(50%)。レポート(50%)。
テキスト プリントを適宜配布する。
その他 [参考文献]
武安隆・熊達雲著『中国人の日本研究史』、六興出版、1989年
アレン・S.ホワイティング著、岡部達味訳『中国人の日本観』、岩波書店、2000年
蔡毅編『日本における中国伝統文化』、勉誠出版、2002年