95312 演習
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必 |
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通年 |
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4 |
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1〜 |
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荒井 好和 |
講義題目 | 金融論 |
開講キャンパス | |
授業概要 | 春学期では、トービンによるテキストを用いて金融論の基礎を学ぶ。トービンは、金融資産を一般均衡の枠組みに組み込んだ先駆者であり、そのアプローチは現代の金融論の基礎となっている。 秋学期では、ステイグリッツとグリーンワルドの著作を取り上げる。テーマの中心は、銀行行動と貸出市場である。不完全な情報のもとで、「信用」がもつ特殊性に光が当てられ、銀行の信用供給行動と信用割当が論じられる。現実の金融危機を見据えた、新たな金融論である。 |
学修目標 | 目標は、両書を繰り返し、時間をかけてじっくりと読むこと、そして完全に理解すること、に尽きる。知的な刺激を受け、深い洞察力を得ることができるであろう。 |
授業計画 | 春学期ではトービンの著作を読み、金融理論の基礎的理解を深める。それを前提として、秋学期では分析対象を銀行に絞る。ただし、秋学期では時間の都合上、ステイグリッツとグリーンワルドの著作については、パート1「新しいパラダイムの原理」のみを取り上げる予定。 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 次回の該当箇所を読んで予習しておくこと。 |
評価方法 | 報告内容(60%)とレポート(40%)で評価する。 |
テキスト | J.トービン(著)、藪下・大阿・蟻川(訳)『トービン 金融論』東洋経済新報社、2003年。 J.E. ステイグリッツ・B.グリーンワルド(著)、内藤・家森(訳)『新しい金融論』東京大学出版会、2003年。 |
その他 |