97005 経営管理論
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選必 |
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通年 |
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4 |
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吉原 英樹 |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
授業概要 | 企業内部の経営管理を中心にして、企業の外部環境への適応である経営戦略、また、経営者のリーダーシップと経営理念などもとりあげたい。日本企業の特徴的な経営管理である日本的経営も、授業のひとつのテーマである。さらに、国際経営が日本企業の経営で重要性を増していることを考えて、国際経営にも力をいれたい。経営管理論と国際経営論の標準的な教科書およびケースを教材にして授業をすすめる。授業は講義形式でなく、ディスカッションを中心にしてすすめたいと考えている。 |
学修目標 | 組織構造、人事管理、マネジメント・コントロール・システム、情報システム、経営戦略や経営者のリーダーシップなどを国際的な問題意識のなかでとりあげて、経営管理の基本を理解すること、および経営管理の基本的な知識を経営の実務に適用できる基礎的な力を身につけることが、この授業の目標である。 |
授業計画 | 春学期では、「ゼミナール経営学入門」を中心的な教材にして、つぎのような予定で授業をすすめる。 1.第1章「戦略とは何か」 2.第2章「競争のための差別化」 3.第3章「競争優位とビジネスシステム」 4.第4章「多角化と事業ポートフォリオ」第5章「企業構造の再編成」 5.第6章「国際化の戦略」 6.第7章「資本構造のマネジメント」第8章「雇用構造のマネジメント」 7.第9章「組織と個人、経営の働きかけ」第10章「組織構造」 8.第11章「インセンティブシステム」第12章「計画とコントロール:プロセスとシステム」 9.第13章「経営理念と組織文化」第14章「リーダーシップ」 10.第15章「人の配置、育成、選抜」第16章「矛盾、学習、心理的エネルギーのダイナミクス」 11.第17章「パラダイム転換のマネジメント」第18章「企業成長のパラドックス」 12.第19章「場のマネジメント」第20章「企業という生き物、経営者の役割」 13.第21章「コーポレートガバナンス」 14.全般のまとめ 秋学期では、「国際経営論」と「ケースブック国際経営」を中心にして、つぎの予定で授業を行いたい。 1.第1章「国際経営とは」第2章「多国籍企業」 2.第3章「国際経営戦略」およびケース1「武田薬品」 3.第4章「国際マーケティングと国際調達」およびケース8「ユニクロ」 4.第5章「海外生産」ケース14「デンソー」 5.第6章「技術移転と海外研究開発」 6.第7章「国際経営組織と所有政策」およびケース12「日産自動車とソニー」 7.第8章「海外子会社の経営」 8.第9章「国際経営と言語」 9.第10章「北米・欧州のなかの日本企業」およびケース6「トヨタ自動車」 10.第11章「アジアのなかの日本企業」およびケース9「松下電器」 11.第12章「国際経営と国内空洞化」 12.第13章「外資系企業」 13.第14章「国際経営戦略の今後の展開」 14.第15章「国際経営マネジメントの革新」およびケース17「ソニー」 (注)章は「ゼミナール経営学入門」および「国際経営論」の章を示し、ケースの番号は「ケースブック国際経営」のケースを示す。なお、春学期、秋学期とも、授業の進行状況をみて、上記以外の教材(論文やケース)を追加したい。 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業中に質問など発言できるように、授業でとりあげる章およびケースをかならず予習してほしい。 |
評価方法 | 期末レポートによるが、出席や発言などクラスへの貢献も考慮する |
テキスト | 春学期 伊丹敬之・加護野忠男『ゼミナール経営学入門』改定新版、日本経済新聞社、2003年 秋学期 吉原英樹『国際経営論』放送大学教育振興会、2005年 吉原英樹・板垣博・諸上茂登編『ケースブック国際経営』有斐閣、2003年 |
その他 |