00553 性と生命における人間の尊厳B
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選必 |
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春学期 秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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大塚 弥生 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
授業概要 | 成人期以降の、特に加齢にともなう人間の変化の過程に対しては、一般に、停滞・喪失・衰退といった負のイメージがもたれやすい。しかしながら、中年期以降は社会環境から要請される期待や課題を達成し、成熟・統合・自己実現を果たしていく時期でもある。加齢や社会環境からもたらされるさまざまな問題や課題は、高齢社会において誰しもがいずれは直面しなければならない事柄であり、高齢者とともに生きる者の現在の課題である。本講では、成人期以降のアイデンティティの発達に焦点を当て、中年期・老年期に直面する課題について講義する。 |
学修目標 | 中年期・老年期を通して、人間が一方で衰退していく機能に対処しつつ、与えられた環境の中で成熟や統合・自己実現をめざしていくプロセスを、心理学の視点から理解する。さらにそれをふまえて、高齢社会における人間の尊厳について自分自身の考えを持ち、自分の生き方について展望する。 |
授業計画 | 1.高齢社会とは 2.ライフサイクル研究について 3.成人の発達について 4.親役割と児童虐待について 5.中年期に見られる身体変化と疾患について 6.中年期のうつと自殺について 7.メンタルヘルスケアについて 8.高齢期の課題について 9.高齢者の心理特性について 10.高齢期に見られる身体変化と疾患について 11.高齢者介護の問題について 12.高齢者への虐待問題について 13.高齢者介護を通して人間の尊厳について考える(1) 14.高齢者介護を通して人間の尊厳について考える(2) 15.定期試験 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 日頃から新聞を読み、報道されたことがらが、成人期以降の生活にどのような影響を与えるかについて考察しておくこと。 |
評価方法 | 定期試験により評価する(100%)。 |
テキスト | 特に指定しない。プリント資料を適宜配布。視聴覚資料を使用。 |
その他 | この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース(情報通信学科・情報システム数理学科)」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-2)。 |