南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
江田 信豊
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  私たちを取り巻く地球環境は現在刻々と変化しており、21世紀は環境の世紀ともいわれるようになった。現在では、二酸化炭素の増加、温暖化、酸性雨、熱帯雨林の減少、砂漠化、水質汚染など様々な環境問題が挙げられる。しかしそれらの問題は、私たち日本人の市民生活に必ずしも密接な問題としてとらえられてはいない。本講義では我々の身近な環境問題に目を向けてその現状を紹介するとともに学生自身にその解決策を模索させていく。たとえば、タンポポと言っても名古屋市に自生するタンポポの90%は西洋タンポポであり、ミツバチも西洋ミツバチである。このように我々の身の回りにも外来種が普通に生息しているが、近年ブラックバスやブルーギルといった河川にも外来種が侵入し日本の生態系を破壊している。また、我々の家庭生活に目を向ければ大量消費によるゴミ問題。また、日本人特有の潔癖感による合成シャンプーや洗剤の大量使用などにより、日本の自然が驚異的なスピードで破壊されてきている。このような問題を講義と映像で今日的な目でとらえそれぞれの問題について学生諸君と一緒に考えていく。
学修目標 環境問題を自分の中の問題として認識させ、現在日本で起こっている環境問題の現状を考えさせる。
授業計画 1.外来種と日本の環境
  え!!モンシロチョウって外国人(蝶)
2.ゴミ問題と生物
3.ゴミの分別はこのままでよいのか
4.海外に見るゴミ問題の未来
5.ダイオキシン 化学構造と単位・毒性
6.ダイオキシンが人体に与える影響
7.日本におけるダイオキシン汚染
  現地からの報告(豊島問題)
8.環境ホルモンと生物学濃縮
9.環境ホルモンの生物に対する影響
10.あなたの回りのシャンプー、リンス、ラップは安全ですか?
11.二酸化炭素の増加と温暖化
12.酸性雨について
13.オゾン層の破壊
14.熱帯雨林の減少と野生動物の減少
授業時間外の学習(準備学習など) 1.授業中の内容を、ショートレポートで提出させる。
2.新聞の環境問題の切りぬきをさせ、コメントを求める。
評価方法 レポート70%と授業中に行うショートレポート10%と平常点20%
テキスト 授業中にプリントを配布
その他 この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-3)。