南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
奥田 太郎
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  コンピュータとネットワークというテクノロジーの登場により、わたしたちの生活は「情報」なるものと密接に関わりをもちはじめている。そして、そこに生じる問題は、コンピュータとネットワークの「使い方」を越えて、そうしたテクノロジーとともに生きるわたしたちの「生き方」や「社会のあり方」にまで及んでくる。現代に生きるわたしたちは、そのような問題について考察し、理解を深めるとともに、自分たちの「生き方」や「社会のあり方」のあるべき姿を模索してゆく必要がある。そこで、本講義では、「情報」をキーワードとしてそうした考察、理解、模索を受講者とともにおこなう。
学修目標 情報と倫理に関する現代社会の諸問題について、基本的な知識を身につける。それと同時に、それらの問題について、自分に引きつけたり自分から引き離したりして多角的に論じる姿勢を身につける。
授業計画 第1週 情報倫理とは
第2週 討論課題の検討
第3週 発表グループの結成
第4週 講義と報告発表、討論(1) 有害情報の定義
第5週 講義と報告発表、討論(2) 制限の是非
第6週 講義と報告発表、討論(3) プライバシー
第7週 講義と報告発表、討論(4) 法律と倫理の違い
第8週 講義と報告発表、討論(5) 知の共有
第9週 講義と報告発表、討論(6) 著作者の権利とその制限
第10週 講義と報告発表、討論(7) 情報の共有
第11週 講義と報告発表、討論(8) 情報の商業的価値
第12週 講義と報告発表、討論(9) 情報と医療
第13週 講義と報告発表、討論(10) 情報と組織活動
第14週 第13週までのまとめ
第15週 定期試験(レポート)
授業時間外の学習(準備学習など) 朝、顔を洗ってから、夜、布団に入るまで、一日に出くわすあらゆる事柄の中に、授業を通じて考えた問題が潜んでいないか、気をつけて考えてみることを求める。
評価方法 報告発表討論(20%)、レポート(80%)で評価する。
テキスト 特に使用しない。参考書として、水谷雅彦編著『岩波応用倫理学講義3情報』(岩波書店)、デボラ・ジョンソン『コンピュータ倫理学』(オーム社)を挙げておく。
その他 積極的に発言し議論する心づもりで受講すること。
この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-3)。